2010年4月27日火曜日

御礼

 今日5,000ヒットになりました(自分で踏んでしまいましたが…笑)
ご覧頂いている皆様、ありがとうございます。
 
 
 さて、春の演奏会も終わったので、小人もファゴットへ復帰する予定です。タイトルも元に戻してみました…と言いつつ次は来月リコーダーで本番なんですけどね…(笑)
 
 

2010年4月26日月曜日

拍手の代償

 ウチのオケは例年秋に定期演奏会をやってるんですが、本番が年イチではどうしても練習がダレてしまうので今回の『スプリングコンサート』が企画されました。でもこのコンサート、実現までにはすったもんだがあったんです。
 
 まず企画が出た時に「やる・やらない」で意見が分かれてしまいました。
賛成派は『ダレ防止』『面白そう』、反対派は『時間が無い』『負担になる』などなど…多数決をとったのですが賛成・反対同数の文字通り『真っ二つ』状態。最終的には団長決定でやる事になりました。
 
 曲目に関しても、極力トラを呼ばず基本的に団内アンサンブルとし、全体合奏は1~2曲程度という話だったんですが、団員に希望を募ったところ普通の二管のオケ曲ばかり挙がってきて…更に『団内演奏会を公開でやる』イメージだったのでマニアックな曲でもOK!という事だったんですが、途中から何故か『地元の方に楽しんでいただくコンサート』に変わってしまい、結果的にクラシック入門コンサートのようになってしまいました。
 
 そんなすったもんだの中で、なんと団員が3人も辞めてしまったんです。1人は運営に対する不満、あとの2人は『弾ける自信がないから』という理由だそうです。…なんか演奏会をやるために団員が辞めるって本末転倒ですよね?小人は賛成派だったんですが『まさかこんな事になるとは…』という後悔で一杯です(>_<)
 
 辞めた3人が本番聴きにきてくれてたのがせめてもの救いでしたが、そのうちの1人が「上手くなったら又入団させて下さい」ってアンケートに書いてくれてました。ホントに真面目に音楽に取り組んでたんですね。『なんちゃって』でも平気で舞台に上がれる自分の鈍感さに恥じ入るばかりです…
 
 Kくん、Iさん、Sさん、いつでも帰ってきて下さいね!又一緒に演りたいです…
 
 

2010年4月20日火曜日

あ~、懲りた・・・

 春の演奏会が無事に終了しました。このオケではフルオケ・アンサンブル合わせて5度目の本番でしたが、オーボエで乗るのは初めてなので、今までで一番緊張しました。
 
 実は午前中のゲネで本番用のリードが突然調子が悪くなり、運命のソロで音が出ず合奏が止まるという大アクシデントがあったのです!結局2番手のリードで本番を吹いたのですが、本番中ずっと『リード不調になったらどうしよう…』と気が気ではありませんでした。なにせ「なんちゃって」オーボエ吹きの事、経験不足でリードの調子が悪くなった時の対処方法も分かりません。ただひたすら『無事終わってくれ・・・』と祈ってましたね(笑)
 
 
最前列からの写真。小さいホールなので弦が
客席フロアに下りていて、こんなに近くに…
 
 
 演奏会自体は誰でも知ってる曲やポップスも織り交ぜた親しみやすいプログラムだったせいか大好評で、お客さんには楽しんでいただけたようです。本番はリードの調子が悪くなる事も無く終わったんですが、後で嫁さんの撮ってくれたビデオを見てガッカリ…オーボエがペラペラの音な上、音程も結構グダグダでヒドイ出来だったんです。自分ではそこそこの音出してるつもりだったんですけどねぇ…所詮は$450の楽器+なんちゃって奏者だったんですね。アンケートにも「オーボエがちょっと…」なんて書かれてしまい、ちょっとヘコんでしまいました。
 
 もう2度とこんな無茶はしません。関係者及び聴きにきて下さった方々に深くお詫び申し上げます…m(_ _)m
 
 

2010年4月11日日曜日

解剖実習

 さて『マーさん』で調子よく練習してたら、突然オーボエの音がヘロヘロの音に!?音程ムチャクチャ…???
 
 元々荒っぽい削りのリードだったので判りにくかったんですが、よく見るとリードに小さな亀裂が…どうもリードを回した時に“やってしまった”ようです…o(-_-;
 
 どうせ捨てるならと、研究のためバラしてみる事に…
 

たったこれだけで音程取れません…
裏側は大丈夫なんですけどねぇ~

 
 ついでに写真用のライトボックスにかけてみました。

 どこをどれくらい削ってるかが良く判りますね。先端が2段になってたり、中心部にきれいに背骨を残してたり、見た目の荒っぽさとはうらはらに意外と細かいコトしてます(笑)

 ちょっと標本っぽいですね

 

 
 このリード、反応が好いので気に入ってたんですが…ホントにオーボエのリードって繊細ですね。去年と同じリードで本番に乗れる(?)ファゴットとは雲泥の差です…(笑)
 
 

2010年4月9日金曜日

ストレス解消!

 管楽器修理センターさんにお願いしていた外科手術が完了しました!今回のオーダーは①Gisキーの取り付け位置の変更②Fキーの形状変更の2箇所で、どちらも不用意にキーに触れてしまうのを防ぐ為の措置です。
 
 
①Gisキー:これだけ離れれば安心です

 

 
②Fキー:見た目よりも『安全第一』で(笑)
これだけ幅があれば演奏上は全く問題ありません 

 
 

 写真はいずれも左が手術前・右が手術後です。ホントはこの後メッキをかけないといけないんですが、本番が迫っているので先に返してもらいました。たったこれだけのキー位置の違いで、ホントに吹き易くなりました。問題のDesも10割とはいきませんが9割は鳴らせるようになりました!

 

 Fキーの形状は好みもありますが、Gisキーの取り付け位置は明らかに製造ミスですよね? 『こんな初心者でも判る事に何で気がつかないんでしょうね?』と聞いてみると、『工場に吹ける人が居ないんだから判るわけがない』んだそうです。中国の工場と数多やりあってきたH田氏の意見だけに妙に納得してしまいました(この楽器を作っている工場もご存知なんだそうです)。もちろん中国の全ての工場がそうではないんでしょうが、見よう見まねで『のようなもの』を作ってるだけの工場もまだまだ多いみたいですね。

 

 吹けもしないのに見ただけでこれだけのものを作る技術があるんですから、後は『イイものを作ろう』という意欲と研究心があれば中国の楽器メーカーはもっと伸びると思うんですけどねぇ…H田氏曰く、そこが一番難しいようで…YAMAHAさん、しばらくは安泰みたいですよ!(笑)

 

 

2010年4月4日日曜日

3度目の正直!?

 さて、オーボエが空席なのをいいことに無理矢理オーボエ吹きとして本番に乗ってしまおうというのは自分でも無茶だと思ってるんですが、小人には無茶してでもオーボエを吹きたい理由があります。
 実は小人は過去に2度、オーボエ吹きになりそびれているんです。
 
                   *
  
 中学で吹奏楽部に入った頃から、小人はオーボエに憧れを持っていました。ハインツ・ホリガーやピエール・ピエルロの演奏を聴いては『いつかはオーボエ』と思っていました。
 
 高校でも吹奏楽部に所属していたのですが、ある日顧問に呼ばれ、こう言われました。「○○君(小人の名前)、今度予算取れたらオーボエ入れようと思てんねんけど、吹いてくれるね?オーボエ難しいけど○○君なら吹けると思うねん」
 願ってもないチャンス!もちろん返事は「喜んでー!」だったんですが…結局、在学中に予算は下りず、オーボエが備品になる事はありませんでした(今年高校に行ったら吹く人居ないのに備品が2本もありました。なんて勿体無い…)。
 
 
 2度目は大学入学の年。『大学ではオケに入ってオーボエ吹くぞっ!』と思っていた小人は、大学の管弦楽部にオーボエ希望で仮入部まで済ませていました。ところがその年はオーボエの希望者がもう1人居たのです。相手は経験者でかなり上手い上に「今年はオーボエは1人しか採らない」という先輩からのお達しが…。『これは勝ち目がないぞ』と思った小人は「ファゴットでもいいです」と申し出たんですが、これが何故かファゴットの先輩の逆鱗に触れてしまい「ファゴット“でも”いい奴の入部なんか認めん!」と言い出したもんだから、さあ大変!オーボエの先輩も困り果てて「こちらから指名するのは忍びないので、2人で相談してどちらが入部するか決めて欲しい」と丸投げ状態に。そして…
 
 …2人で相談した結果は「2人とも入らない」。小人はリコーダーで、もう1人は既に所属していた一般バンドで頑張るという事で2人共入部を辞退したのです。さあ慌てたのは先輩達、「何とか考え直してくれへんか?」と何度も慰留され、ファゴットの先輩にも「ファゴット“でも”いいから入部してくれへんか?」と言われる始末。しかし2人の意思は固く、小人は4年間『帰宅部』になり管弦楽部はその年ダブルリードの部員を採り損ねたのでした…
 
                   *
 
 そして巡ってきた3度目のチャンス、これを逃したら小人はもう一生オーボエを吹けないような気がしたんですよね~エラい遠回りをしたモンです…(^^;
 
 S藤さん、お元気ですか?今でも吹いてらっしゃいますか?小人も遅ればせながらオーボエ吹きになりましたよ!
 
 
 

2010年4月1日木曜日

何と微妙な…

 日曜日はオケの練習でした。管楽器修理センターから戻ってきたフル装備での初合奏です。この楽器、先日も書いたようにブランドロゴが入ってないので管楽器修理センターでは『マーさんのオーボエ』と呼ばれてました。出品者が"Music Store MA"という店だからで、多分社長さんが中国人の馬(マー)さんなんでしょう(笑)
 
 やっぱりフル装備はイイですね。Fがストレス無く吹けるだけでこんな楽しいとは思いませんでした!ところが…!?
 
 
 この『マーさん』、ちょっと問題があります。まずは左手薬指のGisキー。かなり慎重に薬指を押さえないとすぐに触れてしまうんです。当然触れてしまうと音が外れて…(汗)
 
 もうひとつは、何故か中音のDesを吹くと6割ぐらいの確率で鳴らないんです。小人の吹き方が悪いだけかもしれないんですが、セルマーではちゃんと鳴るんですけどねぇ…
 
 












 帰ってからセルマーと並べてにらめっこ。う~ん、確かに左手薬指のGisキーはセルマーと比べて近いですね。これは気をつけないと。…って言うか、素人が言うのもなんですがキーのデザインや配置があまり良くないですね。
 
 Desについては今のところ原因不明です。DもEsも普通に鳴るもんで…多分フル装備でキーが多い分、どこかのキーに触れてしまってるんでしょうね。並べてキー配列を見ても、Gisのように明らかに悪いところが判りません。右手Fキーかな?とは思ってるんですが…フル装備になってストレスが1つ消え、新たに2つ増えました。だからといってFレゾ無しにはもう戻れないし…オーボエってちょっとの事で吹きやすかったり吹きにくかったり、ホント微妙な楽器ですね。
 
 
 とりあえず、次の休みに管楽器修理センターさんで相談してみようと思っています。