2016年11月29日火曜日

チャカンと茶館

 先の週末、タケヤマさんの展示会にお邪魔してきました!
 
相変わらず味のある商店街を抜けて…

欧州と昭和が交錯するところ…(笑)

 今年はギャラリーだけでの開催で、ちょっとこじんまりした感じでした。目玉となる新商品も無かったんですが、色々と企画・研究はされてるようです。内容は書けませんが試作品も試させてもらいました。来年の展示会での発表、期待してますね~!
 
チャカンのオリジナル曲を収録したCD。
タラソフ氏も演奏に参加されてます。

 また今年はモーレンのタラソフ氏(2013年11月22日投稿『アジアン・リコーダー・フェスティバル、スゴかったです!』参照)にお会いできなかったのが残念でした。仕方ないので(?)毎年デモンストレーションしてくれてたチャカンのCDを買いました。モーレンさん、この楽器のリバイバルにかなり力を入れてるようですね。
 
 一般的にリコーダーは<古典派の時代には廃れてしまい、ドルメッチが『再発見』するまで「忘れられた楽器」だった>というのが通説ですが、<実は19世紀にもチャカンという形で人々に愛されていた>というのが彼らの主張です。モーレンによる楽器の復刻とタラソフ氏の校訂によるオリジナル曲の出版は、この楽器をリバイバルさせる興味ある試みです。
 
 

 
タラソフ氏によるチャカンのデモンストレーション
(シュヴェルム・リコーダーサミット2011)

 
 楽譜買おうかなと思ったんですが、チャカンってAs管なんで楽器とセットで買わないと使い途無いので止めました… 
 
 

 抽選会で当たったチケットで、同じ商店街の嶋屋喜兵衛商店さんでコーヒーをいただきました。ここは明治時代に建てられた立派な町家で営業されてるカフェ、いや純和風なので「茶館」と呼ぶべきでしょうか?「ええとこ」の家にお呼ばれした感じでとっても和めます。タケヤマさんに行ったら、ついでに是非!
 
 

 
【おまけ】
 
同じ期間に開催された某楽器店のフェアの案内状。 
あ~ぁ、やっちゃいましたね…(笑)

笑って許して…

2016年11月16日水曜日

ファゴットとバソンの違い(苦渋の選択編)

 11月の本番での難敵、W.ウォルトンの『クラウン・インペリアル』。
「ムダにしんどいよね(笑)」という個人的な感想はともかく、今回は最終的に<ファゴットに逃げる>という選択をしてしまいました…バソン吹きとしてホント修業が足りません…orz
 
 第1の難所はここ。この音型・テンポだとバソンではどうしても省略運指を使わなくてはならず、音程がかなり怪しくなってしまうんです。ファゴットで吹くと「一段ずつ下がってくる感」がちゃんと出るのに、バソンだとグニャグニャになってしまうんですね。
  

 ちなみに同じ部分の2ndはこう↓。これならバソンでも問題無かったんですけどねぇ…(^o^;ゞ
 

 
 
 第2の難所は少し意外な所です。変イ長調の穏やかな部分で、譜面ヅラはなんてことないんですが、これがバソンだと意外に難しくて…
 

その理由は、こんな静かで滑らかな動きが求められるところなのに…
(1)運指上、スラーが不可能な進行が何度も出てくる(赤枠の部分)
(2)鬼門のDesを含む進行が何度も出てくる(青丸の部分)
 
 これもファゴットだと特に問題なく吹けますね。こういうのを経験すると、やっぱりファゴットの運指の方が合理的・機能的だと思ってしまいます。ちなみに2ndはこんな感じ…
 

 こちらにはスラーが不可能な進行は1箇所しか出てきません。鬼門のDesは出てきますが、音域が低いため『奥義・ウィスパーロック』(2014年4月20日投稿『奥義発動!』参照)で回避する事が可能です。
 
 
 …実はバソンで乗れるか、ファゴットで出るべきか、こんな事を考えながら練習に参加してたんです。「セシル師はもちろんバソンで吹いたんだよなぁ~」なんて自己嫌悪に陥りながら…