2015年7月26日日曜日

林立してきました(笑)

 今日はファゴ吹きのお祭りに行ってきました!
 
 以前見に行ったのは2009年だったんですが(2009年7月4日投稿『関西ファゴットフェスティバル』参照)、その後「出たいな~」と思いつつ都合が合わなかったり、申し込み〆切が過ぎてたり…参加するのに6年もかかってしまいました…(汗)
 
Tシャツかわいいです!
焼けるような暑さの中、天下茶屋の大阪フィルハーモニー会館へ。


 今回もたくさんの楽器屋さんが出展されてました。リハの待ち時間などが結構あったので、いろいろ見させてもらって、コントラとか試奏させてもらいました。

アマティのコントラ、モーレンの並、ヴォルフのファゴッティーノ…

 有名メーカーのファゴットを一通り吹き比べられるというのは滅多に無いチャンスだったんですけどねぇ。ファゴット用のリードも持ってくるべきでした…(涙)
 
あこがれの大合奏に参加してきました!
ファゴットが林立してますっ!

 大合奏はファゴット9パート+ピアノ+ドラム。ファゴットオーケストラなんて滅多にできるものではないので、ホントに良い経験をさせてもらいました。当たり前の話ですがプロや音大生の方はやっぱり上手いですね。アマでも上手い方がたくさんいらっしゃいました。底辺のファゴ吹きとしては反省しきりなんですが、比較的簡単なパートだったのでそれなりに楽しく演奏させていただきました。
 
機会があれば又参加したいです。
 
 

2015年7月17日金曜日

ラテンの薫り

 Boosey&Hawksのネットストアに注文していた楽譜が届きました!
 

 
 輸入楽譜といえば小人が学生の頃は大阪駅前の某専門店で買うものでした。欲しい楽譜があって取り寄せをお願いすると「3ヶ月ぐらいかかります。入荷するとは限りません。気長にお待ち下さい」な~んて言われたもんです。ネットで誰でも個人輸入できる現在と比べると、ほんと『昭和の香り』がしますね…(笑)
  
 今回購入したのはヴォルフ=フェラーリの「小協奏組曲」とミニョーネの「16のワルツ」。前者はRICORDI版なのでそんなに珍しくもないんですが、後者が探してもなかなか見つからなくて…手元に届いてみれば、米国のLRQ Publishing という余り聞いた事のない出版社でした。「何で米国の出版社の楽譜を英国のサイトから買うんだ?」というツッコミは置いといて、どうもこの出版社はミニョーネのファゴット作品だけを出版している会社のようです。
 

「16のワルツ(16Valsas para Fagote Solo)」はブラジルの作曲家・F.ミニョーネ(Francisco  Mignone : 1897-1986)の無伴奏ファゴット作品です。日本でレパートリーとして定着しているのかどうかは良く知りませんが、YouTubeなんかにはよくアップされてますね。
 
 ちなみにミニョーネって「誰?」って感じですが、ブラジルでは2番目に重要な作曲家なんだそうですよ。まあ、ほとんどの日本人は1番ですら答えに困りますけどね…(笑)
 
 
まずはおなじみNoel Devos氏の演奏で…
 
どうです?カッコイイでしょ?
 
でも楽譜を見てビックリ!!!
こんな調性だったとは…

 小人は絶対音感が無いので全く気付いてなかったんですが、なんと♭6つだったんですね…Devos師匠、こんな調性をサラッと吹くなんてネ申過ぎです。

途中にト音記号とか出てくるんですけど!

 しかも最高音Hi-E(Fes)までって…ファゴットの楽譜でト音記号出てくるなんて…耳当たりの良さとはうらはらに、とっても難易度の高い曲集でした。こんなの、あと100年は吹けないですね…(=_=;)
 
 
 …とは言え16曲もあれば、中には“多少”取り組み易そうなのもあります。せっかく楽譜買ったんで、ちょっとぐらいは吹ける様になりたいと狙っているのがこの2曲↓
 
1.演奏:Abner da Silva Pinto氏(アルゼンチン・コロン劇場管弦楽団)

 
冒頭部は穏やかですが…



2.演奏:Fabio Cury氏(サンパウロ交響楽団・ブラジル交響楽団首席)
コンチェルト後のアンコールでしょうか?
 
 
 調性的にマシとは言え余裕でハイノート出てくるので、難しい事に変わりはありません。まあ「100年はかからんかな?」という程度の話で…(汗)
 
 技術的には難しいですが、ラテンの薫りのする素敵なレパートリーだと思います。何となく漂う哀愁が日本の演歌に通じる気がするのは小人だけでしょうか?
 
 ちなみにミニョーネのファゴット作品は先に紹介したDevos氏の演奏をイメージして書かれているので(「16のワルツ」の最初のレコーディングもDevos氏です)、できればバソンで吹いてあげて下さいね!
 
 
さあ皆さん、ピアソラの次はミニョーネですよ~!

 
 ※ブラジルのファゴット事情についてはHary Schweizer氏のサイトPortal do fagoteをいつも参考にさせてもらっています。充実度ハンパないです!(ポルトガル語のサイトですが、Google Chromeの翻訳機能で何とか…ね!)
 
 
2015.07.31追記
今日、梅田のD○LCEさんに行ったら、ミニョーネの楽譜、フツーに並んでました。
何やってんだ?自分…(=.=;)
 
 

2015年7月3日金曜日

さよならオーケストラ

 『響け!ユーフォニアム』終わりましたね。最後は金賞でハッピーエンドでしたが、吹部人気に繋がるかというとやっぱり「???」な感じです。リアルのコンクールは今からがまさに追い込みですので、母校の現役の皆さん、一般団体に所属するOBの皆さん、良い結果が残せるよう頑張って下さいね!
 

 さて終わったと言えば、小人的に終わったものがもう一つあります~所属のオケが諸般の事情により解散することになったんです。
 
ファゴットデビューは室内楽でした
(2008年5月)

【 このオケで実現させてもらったこと 】
 
①ファゴットデビュー ②オケデビュー ③オーボエデビュー ④バソンデビュー

 
 初心者なのに快く受け入れてもらったり、オーボエやバソンで乗る機会を与えていただいたり、ここではホントに色んな経験をさせてもらいました…ってか、やりたい放題でホントすいませんでした…m(_ _)m
 
 このオケでは大小合わせて11回の本番に乗りましたが、5月の演奏会が期せずして最後の本番となってしまいました。皆さんと一緒に記念撮影とかしておけば良かったです…
 
 

団員並びに関係者の皆さま、お疲れ様でした。そしてありがとうございました!
 
又、どこかでご一緒できますように…