2012年11月26日月曜日

プレミアム・ウィンター・フェア

 ドルチェさんからフェアの案内をいただきました。いつもお世話になってるので勝手に宣伝しときます…
 
 
プレミアム・ウィンター・フェア  11/26~12/30
 

HeckelやLeitzingerが1割引とか…
(分母がでかい分、すごい割引額ですよ!)

 ドルチェさんにはeBayの見過ぎで変になってしまった小人の金銭感覚を<現実>に引き戻してもらっています(笑)
 
 ちなみに今回のパンフに載っている一番高い楽器は778万のパウエルでした。それはそれで金銭感覚が狂ってしまいそうですが…
 
 

2012年11月22日木曜日

超・笛の楽園

 今日は竹山さんのフェアに行ってきました。
 
 いつものように恵比須町から阪堺電車に乗ってアンリュウ・リコーダー・ギャラリーに到着すると、店内にはすでにたくさんのお客さんが…先に2階でアンサンブル用の楽譜を漁った後、例によって吹きまくってきました。
 

タケヤマだけでこの本数!

 今年気になったのは桧(ヒノキ)製の楽器。竹山さん、いつも新しい素材を試されてるようで、以前あった赤い木の楽器が無くなった代わりに今年は桧が出てました。手に取るだけで良い香りがして思わず欲しくなってしまいました。もちろん音も良いですよ!
 

フォン・ヒューネ、ブレツィンガー、ブードゥローなど、
超一流の笛も吹き比べできました!

 プロ御用達の世界の名工達の楽器もフツーに並んでいて竹山氏の交友関係の広さが窺えます。せっかくなので片っ端から吹かせていただきました。小人の世代にとってフォン・ヒューネ氏の楽器といえば、当時のスター・プレイヤー達がこぞって使っていた『世界最高峰の笛』ですからね。我が手に取ることができるなんてホントに幸せな話です。
 
韓国の製作家 조진희(チョー・ジニ)氏
左から5本目の笛は玉(昔の王冠などに使われた貴石)のリングが嵌った珍しいもの

 今年は初めて韓国から製作家さんが参加されてました。韓国や台湾では日本以上にリコーダー教育が盛んなので、チョーさんのような製作家が出て来たのはむしろ遅いぐらいですね。試奏させていただきましたが、パワーのあるソロ向きの楽器でした。
 
チョーさんの工房のHP(韓国語)
 
 
 フェアは24日(土)までですので、どうぞお早めに!
 
 

2012年11月15日木曜日

オブリガード!


 所属オケの定演が無事に終了しました。雨の中聴きにきて下さった皆様、ありがとうございました!そして関係者の皆様、お疲れ様でした!

会場入口。最近はずっとこの小ホールです。

 今年はずっと休団しているので、練習数回で本番というエキストラ状態。「合奏回数が少ないので、安全第一で2ndを」と思ってたんですが、結局全て1stを吹くことになりました。まぁウチは元々相方さんが<低音派>で小人が<高音派>なので、キャラ的にはそれが自然なんですが…。
 
んふんふ
(嫁さん撮影)

 今回のプログラムは1stファゴットにソロ・ソリが多くて正に『ごっつぁんです!』状態。N村さん、ポッと来て美味しいトコ吹かせて頂きましてありがとうございました!
 
Sr.Haydn, obrigado por um obbligato maravilhoso !
(ハイドン先生、素敵なオブリガートをありがとう!)

 メインのハイドンではプチ・オブリガートだけでもこんなにたくさん!第2楽章なんかはほぼソリスト扱いだし、第3楽章のトリオには長大なソロも。
 
 こんな曲だったので、今回は「前に出る感じで吹く」を心掛けてみました。自分的には割と上手く吹けたつもりなんですが、さて聴いていただいた方に上手く伝わったでしょうか?
 
 
 
 ちなみに今回はバソンではなくファゴットでの本番でした。理由は簡単、今年の曲は難しくてバソンで吹けなかったからです…(汗)
 
 

2012年11月7日水曜日

今そこにある危機…

 日曜日はオケの練習でした。新しく配られた楽譜で吹いたんですが、やっぱり吹きにくい…ってか、落ちまくりました。単に影譜の有無だけではなくて、楽譜の書き方自体に問題があるようです。例えば次の部分…
 
Hからの14小節の休みがクセ者

 
 楽譜を見ただけでは『あぁ、14小節休みね…』としか思いませんが、実はこの部分「5小節の休み+2小節のGP+7小節の休み」という構成になってるんです。「1、と、2、と」と調子よく数えていたら(楽譜に現れないGPで)指揮者の棒が止まるので、「えっ、何?」と思った瞬間にはすでに「落ちている」という仕組みです…(笑)
 
 
 ちなみにブライトコプフ版はこんな感じ。
 
あぁ、なんて分かりやすい…(T-T)

 
 こう書いてくれれば「あぁ、GPの後の7小節だけ数えればエエんや!」って一目で分かりますし、Obのキューも書かれてるので、まず落ちる心配がありません。パート譜にも良し悪しってあるんですね!さすがは老舗、気が利いてます。
 
 
 さて、「危険な」楽譜だと分かった以上、何らかの安全策を取らなければ…ブライトコプフ版でアーティキュレーション(と一部の音符)を書き直して使おうと思います。
 
 

2012年11月3日土曜日

飛び出し注意!

 オケの定演に出られることになり、久しぶりに練習に参加してきました。
 
 メイン曲の楽譜が変更になっているので(2012年9月24日『版(エディション)変更』参照)新しいパート譜をいただいたのですが、受け取った譜面を見ると"Symphony No.104 -  Bassoon"と全て英語の表記が…
 
 あれ~?変更になった版はザルツブルグの"Haydn-Mozart Presse"じゃなかったっけ!?なんでドイツ語表記じゃないんだろう?ファゴットの相方に「これって何版なんですか?」と聞いてみたんですが「よく分からない」との事。
 
 
 
「まぁ、ええか…」

 
 新しい楽譜で合奏に参加したんですが、これが何となく吹きにくい…理由は楽譜の書き方…
 
これが以前使っていたブライトコプフ版のパート譜
オーボエの影譜が書かれていて安心です

これが新しく配られたパート譜
キュー無しはやっぱり緊張します…

 譜例を比べていただくと分かるように、リピートの後13小節の休みの書き方が違いますね。ブライトコプフ版はオーボエの影譜が書かれているので、<飛び出し><落ちる>など事故る危険性はぐっと低くなります。もちろんオーボエが<落ちる>可能性もあるので、一応数えてますけどね…(笑)
 
 これに対して新しいパート譜は非情にも『13小節休み』と書いてあるのみ。これはきっちり数えておかないと危ないですね。こんな部分が何箇所もあって、どうにも吹きにくい訳です。
 
 
 あぁ、誰かファゴットのパート譜をコンデンス・スコア(メロディー譜)との2段譜で書いてくれんかなぁ~数えなくても済むのに…(笑)