2014年11月28日金曜日

アンリュウリコーダーフェスティバル2014

 今日はアンリュウリコーダーフェスティバル2014に行ってきました!
 

 到着すると既にたくさんのお客さんで大盛況。例によって普段は手にすることもできないような高級な笛を片っ端から試奏してきました!一介のアマチュアが超一流製作者の笛を試しては、「これは良い」「これはイマイチ」「これは“嫌い”」と言いたい放題…ホント失礼な話ですいません(^^;ゞ
 
 

 案内状にも告知されていた新製品のバスリコーダーがこちら。去年の試作品と比べて色々進化してるそうです。去年の写真を撮り忘れたので比較できないんですが、頭部管やキーのデザインなんかが変わったみたいです。
 
頭の部分が独特のデザインですね

 去年の試作品について『ゼンオンではない、「あぁタケヤマの楓のシリーズだ」と思える吹き心地でした。』 と感想を書きましたが、今年もその感想は変わりません。やさしい音色の、コントロールし易い良い楽器でした。
 
 発売は来年になる模様。予定価格もチラッとお伺いしたんですが、まだ発表されてないようなのでここで書くのは差し控えます。まあ予想していた位の価格です。
 
  

 これは昔のカタログに載っていたものの、発売されなかった幻のバス・リコーダー。キーの形状がまんまゼンオンですね。
 
 
【今日の一本】

右:タケヤマアルト A=442Hz 黒檀+人工象牙

 小人の今日イチはこれ(写真右)。鐘のような響きを持つソロ向きの一本でした。お値段は216,000円也。さすがに手が出せません…
 
 去年気になった総象牙風のアルトは今年はありませんでした。借金してでも買うべきでしたね…

2014年11月26日水曜日

イメージ先行型…

 ある日、ヨメさんから質問を受けました。
 
 それはある音楽雑誌に掲載されている関ジャニ∞の「EJ☆コースター」という曲のピアノ譜なんですが、解説の意味が分からないんで教えて欲しいとの事。
 
解説の解説!?

 クラシック系ではまず見かけない感覚的な文章ですね、『ズンズン前進』とか『びゅぅ~んと駆け抜ける』とか、まあイメージ的には分からんでもないですが…ヨメさんが引っかかってたのは赤線を引いた『てぃーやぱぁー』という部分。音楽用語だと思ってたようなんですが…
 
 
炸裂!

 どうも赤で囲った部分を<歌ってみた>表現のようですね。プロモーションビデオ見ながら該当箇所を『てぃーやぱぁー』と歌ってあげて、なんとか納得していただきました(笑)
 
 おぢさんにはついて行けない世界ですが…(^^;ゞ
  
  

2014年11月16日日曜日

ヘリとオケ

 秋はイベントのシーズンですね。
今日は陸上自衛隊・八尾駐屯地の「エアーフェスタ」とアマオケの演奏会をハシゴしてきました。
 
 
八尾空港は官民共用ですが、小型機と
ヘリしか居ないので長閑な感じです。

 八尾駐屯地の最寄り駅はJR志紀駅なんですが、大阪市交通局がコラボ企画でウォークラリーをやるというので地下鉄・八尾南駅から行きました。空港をぐるっとまわって反対側にある駐屯地まで、離陸する飛行機を見ながらぶらぶらと歩きます。
 
 
歩くこと1時間、ようやく入口に到着…

左手に部隊が整列してるんですが、
人垣で全く見えませんでした…

 10時過ぎに到着したら既に会場はスゴイ人…自衛隊のイベントって人気あるんですね。「わかってる人」は皆さん脚立持参でした。
 
 
ヘリコプターの編隊飛行
脳内BGMはもちろん『ワルキューレの騎行』です!  

 あまりの人の多さと次の予定のため1時間ほどで見学終了。また1時間かけて八尾南駅まで戻りました。そして地下鉄と阪急を乗り継いで箕面まで移動…
 
 

ゆずるくんと記念撮影。
行列ができてました!

 駅前には箕面のご当地キャラ「滝ノ道ゆずる」くんが…さすが観光シーズンですね。
大いに盛り上がってるのを横目で見ながらホールへ。以前エキストラで乗っていただいたKさんの所属するMオケの秋のコンサートです。 
 
箕面市立メイプルホール

ウッディでステキなホールです。

 今日は中プロとメインがチャイコ、よくこんな難しい曲をダブルで持ってくるなぁという意欲的なプログラムでした。前にも書きましたがやっぱりメンバーが充実したオケはイイですね。安全運転気味でしたが、安心して聴く事ができました。欲を言えばハーモニーの乱れが散見されたので、もうちょっとピッチに気を配ればもっとイイ演奏になると思います。
 

 

 今日のおみやげはゆずるせんべい(左)とヘリせんべい(右)。ヘリせんべいはウォークラリーの賞品として貰ったんですが、駐屯地内のコンビニで販売してました。「八尾駐屯地」と焼印の入った限定品で民間人には入手困難なレアものです…(笑)
 
 

2014年11月14日金曜日

イイね!

小ネタです。
 
 

【楽器名の略記法】
 
ファゴット → Fg
  
バスーン → Bsn
  
ではバソンは?
 
 
 
 
 
 
 
 
<答え>
 
 
C'est Bon !
  


2014年11月7日金曜日

ファゴット症候群?

 ファゴットなんていう超マイナーな楽器をやってると、アタマの中がだんだん世間一般とズレてくるので注意が必要です。
 
 
【症例:その1】
スイーツ特集などで「パンケーキ」が出てくると、ついついこんなものを連想してしまう…
 
 
Eキーは俗に「パンケーキ・キー」と呼ばれます

 
【症例:その2】
おいしいパン屋さん特集などで「クロワッサン」が出てくると、ついついこんなものを連想してしまう…
 
クランポンの左手中指は俗に「クロワッサン・キー」と呼ばれます
 
  
【症例:その3】
今流行のアニメ「妖怪ウォッチ」を見ていると、ついついこんなものを連想してしまう…
 

はい、ウィスパー・キーですね
 
 
みんなが知ってるウィスパーはこっち
 
 
『うぃっす!』
 
【症例:その4】
このジェット機を見て、「あっ、ファゴットだ!」と思ってしまう…
Микоян  МиГ-15
(Mikoyan MiG-15)
この戦闘機は「ミグ15」と呼ばないとソ連の人に怒られますね。「ファゴット」はNATO軍が付けたあだ名ですから…
 
 
 
  
 以上、1つでも当てはまる方は日常生活で注意が必要です。小人は全て当てはまるので、もう「末期症状」ですが…(笑)
 
 

2014年10月25日土曜日

誤解しないで…(笑)

 今日は吹奏楽の本番でした。
 
 ウチの母校が毎年出演している、地元のとある施設のお祭りです(2012年10月28日投稿『依頼演奏終了…』参照)。去年は練習日の都合が合わず出られなかったので、2年ぶりの参加です!
 
開場寸前の入場待ちの行列。
地元では結構人気のお祭りです!

 今回も『穴があったら入りたい』という事で、テナーサックスに投入されてきました(笑)
 
今日の会場。道場のような処なんですが、
天井が高くて響きは悪くないです。
本番は30分ほどのステージ。POPS系の皆さんよくご存知の曲ばかりサラッと吹いてきました。お客さんのウケも良く、楽しい時間はあっという間に終わってしまいました。
 
物販や飲食の屋台の他、消防署やJRのブースまで。
イコちゃんや他のゆるキャラも来てました!

前回見損ねたバグパイプの
演奏もしっかり堪能しました!
  さて11月に予定されていたオケの定演が中止になってしまったので、今年の本番これで全て終了しました。今年は吹奏楽2回とオケ1回に乗りましたが、吹奏楽は2回共テナーサックス、オケでも持ち替えでテナーサックスを吹くという、とってもサックス吹きな一年でした。
 
 特に母校ではここ2年ほどサックスしか吹いてないので、現役生にはフツーに「サックスの人」と思われてるようです。来年はオーボエ乗りとかコンバス乗りとかもチャレンジして<謎のOB>と呼ばれてみたいですね…(爆)
 
 

2014年10月17日金曜日

お子様用ファゴット、という思想(その2)

 2012年の7月投稿『お子様用ファゴット、という思想』に追加の情報があるので書き足しておきます。
 
 
4. Amati “Children's Bassoon” ABN32C

 この楽器はAdlerのModell 1350と同等機種なんですが、いくらネットを検索してもHowarth LondonのHP以外に記載が無いという謎のモデルです。元モデルのABN32自体がショートリーチモデルなんですが、そこから更にベルを取り払って最低音をCにしています。
 

 AmatiのHPにも載ってないってことはショップオリジナルなんですかね?お値段はAdler1350(ウィスパー付き)の£3,120.83(約54万円)に対してこちらは£2,083.33(約36万円)とかなりお安いです。
 
【2015.5.14補足】AmatiのHPに、ABN 32C/Hとして掲載がありました。
仕上げと右手親指Fisキーの構造が微妙に変わっているようです。

 
5. Ducasse “Basson d'étude”
 
 フランス式にも同様のモデルがあるようです。


 ちょっと前までバソンのメーカーといえばビュッフェ・クランポンとパリ・セルマーの2社でしたが、気がつけばセルマーのHPからバソンが無くなってますね。どうもセルマーはバソンから手を引き、技術者の方が独立されたようです。
 こちらはお値段が€3,600(約49万円)なんですが、デザインが独特ですね。Ducasse氏のバソンはデザインにこだわってるようで、<大人用の>バソンも超かっこいいです!
↓ 

 すでに○ルファさんのHPにも168万円で出てますね。買えませんケド…(T-T)
 
 

2014年9月26日金曜日

大は小を兼ねる

 梅田へ買い物に出たついでにS楽器を覘いたら、こんなリードケースを見つけました。
 
RICOのダブルリード用リードケースです

 オーボエ&バスーン兼用のリードケースなんですが、この大きさなら「バソンのリードが入るやん!」ということで即買いしてしまいました。上の写真はバソンのリードを入れていますが、この大きさならコントラ用でも余裕で入りますね!最初からこれを買えば『小物貧乏』にならずに済んだんですね…(涙)
 
 サイズだけで衝動買いしてしまったケースですが、家に帰って説明書を読んでびっくり!なんとケース内の湿度調整ができるハイテク商品なんだそうです!


 ケース内に水滴マークの付いた白いものが湿度を調整するパックで、目的により3種類あるそうです。
 
(1)58%:新しいリードの保存や安定させるのに理想的
(2)73%:中庸の湿度で水に浸ける時間を短縮
(3)84%:最も湿度が高く、すぐに吹ける(reeds are ready to play.)
 
 小人が買ったケースには73%のパックが入ってたんですが、これは是非他のタイプも試してみたいですね。
 
新旧リードケース

 まあ、以前のイタいケースから年齢並みになったのも利点かと…(笑)
 
 

2014年9月21日日曜日

ファゴットとバソンの違い(合奏編)

 秋の定期演奏会が近づいてきました。「ボチボチ顔出しとかんとヤバイわ…」という事で、久々に練習場へ…。
 
 ブログを見返すと去年も同じような時期に同じような事書いてますね(2013年9月8日『やっぱ合奏は楽しいです!』参照)。乗り換え駅の増築工事もちょっとだけ進んでました(1年でこの程度なんですかね!?)。
 
去年の投稿より
今日の状態
ホームの屋根が延びて、線路が引かれてました!
ちなみに開業予定は4年後とか…

 さて、去年宣言した通り「今年はバソンで乗る!」と決めているので家での練習もバソンでしていたのですが、個人練習と合奏はやっぱり違いますね。
 

 家で練習する時は正しい音程をチューナーでチェックしながら、補正運指をなるべく省略しないように気を付けているんですが、いざ合奏になると色んな邪念(?)が入って音程が疎かになりがちです。ファゴットと違ってバソンの場合、外す時は豪快に外してしまうので要注意ですね。
 
特に注意が必要なのはデュナミークを頑張りすぎて音程を外すこと。合奏では指揮者から色んな要求が出るのでついつい頑張ってしまいがちですが、「これが限界」というところを見極めなければなりません。
 
 例えばヘ音譜表・上第2間のDはpで出ると確実にぶら下がってしまうので、多少タンギングを強めにしてやる必要があるようです。
 
 逆に第1間のAでffの場合、ファゴットのつもりで吹くとほぼひっくり返ります。右手親指Fisキーを開いてやるとひっくり返る確率は下がりますがピッチが少し高くなるので、ちょっと手加減して吹いてやるしかないですね。
 
 先に購入したDann氏のリード、家で練習してる時は少し荒っぽい感じがしていたんですが、合奏で使うとエッジが立って埋もれずエエ感じでした。今日はファゴットよりもヴィブラート多い目でバソンっぽく(笑)吹いてみたんですが、フルートとソリの時には激しくぶつかる感じがしたので自重が必要ですね。
 
 
 …な~んて事柄はいくら一人で練習してても分からない事で、合奏で色々と試しながら会得するしかありません。少ない練習の中、3年前の定演より春の演奏会より良い演奏ができるように頑張りますっ!
 
 
注:あくまでも小人の楽器と吹き方による個人的な感想であり、バソンに関する一般論ではありませんm(_ _)m

2014年9月18日木曜日

明日(ネイル)もカンタービレ

 『のだめカンタービレ』のリメイク版が来月から韓国で放送されるそうです。のだめの影響でオケに入った小人としては、どんなものかとっても気になります!
 
KBSのサイトにはまだ何も載ってませんが、
ニュースサイトなどで情報がチラ出しされてます

 のだめちゃんはシム・ウンギョンという女優さんが演じるそうなんですが、寄せてますねぇ~!真ん中の写真なんか樹里ちゃんにしか見えません…(笑)
 
 
マジでマエストロ!

 ビエラ先生役として、なんとKBS交響楽団の本物の音楽監督、ヨエル・レヴィ(Yoel Levi)氏が特別出演されるそうです。日本版では撮影用に本物のオーケストラが編成されたり、そうそうたる顔ぶれが音の吹き替えをされてたりしましたが、韓国版ではどうなるんでしょうか?バソン吹きとしてはポール君の音の吹き替えを誰がするのかが気になりますね。
 

KBSの公式ビジュアル
 タイトルロゴも凝ってて面白いんですが、小人的にはちょっと残念なところが…
 
 大きな文字列の左端「칸」という文字を、「ㅋ」⇒ヘ音記号、「ㅏ」⇒サックスで表現してるんですが(なのでヘ音記号の点の数と位置が違う)、それなら下にあるホルンを「ㄴ」として組んでしまえばいいのに…
 3文字目「빌」の「ㅂ」を16分音符にしたのは秀逸なんですが、最後の文字が残念!何で鍵盤ハーモニカの吹き口にせず弦楽器の糸巻きにしちゃったんでしょうか。デザイナーさん、絶対原作見てないですよね?
 
 
 

2014年9月12日金曜日

今年も楽園でした!

 JEUGIAさんのリコーダーフェア、覗きに行ってきました。 
 
たまにはこっち側から…

 今年もたくさんの楽器が出展されてました。今回はアルトの“ちょっとエエやつ”を集中的に試してきました。さすがにどのメーカーも『デンナー』や『ロッテンブルグ』など名器の名前を冠したモデルだけあって良い楽器が多いですね。もちろんお値段も“エエやつ”ですけどね(笑)
 
手前中央にはスズキがたくさん…

 今回は残念ながら「おおっ!」と思える楽器は見つけられませんでした。もちろんみんな値段なりには良いものなんですがね…
 
バス10本、グレートバス2本
右端はサブバス(バスの1オクターブ下)

 フェアではたと気付いた事がひとつ…リコーダー久しぶりに吹いた!
 
 

2014年9月5日金曜日

秋のフェアとか…

 秋はイベントのシーズンですね。
フェア、フェスティバルのご案内を頂きましたのでご紹介しておきます。
 
 まずは京都の十字屋さんのリコーダーフェア。
毎年覗きにいってますが、とにかく出品本数が多いのと、他では滅多に出ないスズキの木製リコーダーが毎年出品されるのが特徴でしょうか。とにかく行ったら吹きまくりですっ!
 


 
 次はアンリュウリコーダーギャラリーさんのフェスティバル。
今年は「アジアン~」ではなく、アンリュウさんの単独開催のようです。オケの定演も終わった後なので、ゆっくりお邪魔させていただきますね。
 
 アンリュウさんの特徴はなんといっても竹山さんをはじめ製作者の方々と直接話ができる事でしょうね。タケヤマの新製品も楽しみです。個人的には去年試作品が出ていたバスリコーダーがどうなったのかが気になっています。
 


 
 ちなみ「アジアンリコーダーフェスティバル」は今年は韓国のJ&Y Recorderさんの主催で10月10~12日に春川で開催されるようです。春川といえば『冬のソナタ』で有名な所ですが、ソウルから自力で行くにはちょっと大変かもしれません。
 

 
 

2014年9月2日火曜日

練習の必需品?

 シートストラップを自作した話を以前書きましたが(2014年6月18日投稿『シートストラップ、作ってみました』参照)、実はその後一度も使ってませんでした。小人宅は基本的に床生活なので、椅子というものがPCデスク用の<袖付き>しか無くて使えなかったんです。
 
 今日たまたまホームセンターへ行く機会があったので、練習用の椅子を買ってみました。
 
こりゃ、エエわ!

 持って帰って、さっそく練習に使ってみました。シートストラップで本格的に吹くのは初めてなのでなかなかポジションが決まりませんでしたが、ホント楽でいいですね。折り畳み式でたったの616円、もっと早く買いに行けば良かったです…(^-^;
 
 

2014年8月12日火曜日

ファゴットとバソンの違い(運指編)

 
『音程の悪い楽器は無い。音程の悪い奏者が居るだけだ』

 誰の言葉かは忘れましたが、小人がいつも肝に銘じている言葉です。
奏者の立場からすれば「音程の取り易い楽器/取りにくい楽器」はあります。しかしその楽器を選んだ事も含め、出てくる音については奏者が全責任を負わなければなりません。
 
 とは言え、ファゴットからバソンに持ち替えると途端に音程が崩壊します。難しいものは難しいんです(涙)。どうしてこんなにも下手クソになるのか、一応言い訳させて下さい…
 
低音域の運指比較
(音名は英語表記)

 これは低音域C-Bの運指の比較表。中央列がバソン、右列がファゴットです(参考のため左列にバロック・ファゴットを入れてみました)。キーか指穴かの違いはありますが、低音域の運指は3者共ほぼ同じなことが見て取れます。
 
 管楽器では一般的に指を1つずつ開けていくことで音階になってくれれば楽なんですが、そうならない場合に何かキーを押したり指穴を塞いだりしてピッチを補正します。上図ではバロック・ファゴットのBに於けるG#キーがそれにあたります(赤色で表示)。
 
中音域の運指比較
(赤色の補正運指に注目!)

 さて、これが中音域になると話が変わってきます。バソンはドレミファソラシドの8つの音の内、なんと4つの音でこの補正が発生します(赤色の部分)。バソンしか知らない人なら「そんなもんだ」かもしれませんが、ファゴットや他の木管楽器を知っている人間にすれば「ハ長調のクセに何でこんなややこしいねん?」となってしまう訳です。
 
 しかもこれが音程の悪い個体に対する救済策などではなく、教則本に載っているごくごく標準的な運指だというから困ったモンです!バソンの運指が煩雑で難しいと言われる所以です。
 
 そしてこの標準運指をちゃんと守って吹いてる分にはバソンの音程も決して悪いものではないんですが、ちょっと早いパッセージ・難しい音型などになると元々運指がややこしい分すぐに指が追っつかなくなります。そんな時には補正なしで吹かざるを得ないんですが、これはアラール師の教則本にも「省略運指(simplified fingerings)」として載っている、ちゃんとした(?)逃げ方(テクニック)なんです(M.Allard:"Methode de basson"p.24-25)。
 
省略運指とその適用例
(運指表で×してあることろが正に補正のところ)

 「(省略運指を使う時も)正規運指と同様の音を出すように注意する事」と書かれていますが、小人のような凡人がやると当然グダグダの音程になってしまう訳で…(以下、略)
 
 

  
 アントニー・ベインズ氏は『木管楽器とその歴史』の中で「2種類の楽器を比較してみると、運指法からはどちらが決定的にまさっているということはできない。」 と書いていますが、圧倒的にファゴットの方が簡単だと思いますよ。その証拠にバソンを練習したあとにファゴットを吹くとスゴく指が回るんですよね~(笑)
 
 

2014年8月5日火曜日

小編成は悩ましい…(吹コンによせて)

 今日はたまたま仕事が休みだったんですが、母校のコンクールの日ということで、京都まで応援(?)に行ってきました。
 
今年も京都コンサートホールで…
去年は搬入・搬出に立ち会ったのでバタバタしましたが、今年は普通に客として入ったのでゆっくりと聴くことができました。
 
前庭は記念撮影スポットになってました

 ある意味『王道』のA部門と違い、小編成部門って各校色んな工夫が感じられて結構面白かったです。最近はなかなか部員も集まらないのか、13~16人編成ぐらいのバンドが多くて吹奏楽としてはギリギリです。そのせいか管楽器奏者が途中で打楽器にまわるなんてのは当たり前、バンドによっては「クラ・オーボエ」「クラ・サックス」「クラ・フルート」「サックス・フルート」なんて持ち替えまでありました。複数楽器の持ち替えは少し器用な子が居ればできる話ですが、コンクールという場ではかなりのプレッシャーでしょうね。
 
 オーボエなんか専任でも外すのに(汗)、クラから持ち替えた学校は案の定リードが安定せず残念な結果になってました。本人がやりたいと言ったのか顧問がやらせたのかは知りませんが、オーボエが必要な曲を選んでしまった時点で<アウト>なんだと思います。
 
 
 あと、技巧的な曲がチョイスされる傾向なんですね。響きやリズムが難しい曲が多く、「よく頑張ったね~」とは思うんですが、残念ながら消化不良のバンドも見受けられました。
 
 コンクールってもちろん競技会なので「高得点を狙う作戦」とかあるんでしょうけど、あまり難解な曲はどうかと思いますし、持ち替えが多発するような曲も一部生徒に負担が掛かるだけだと思うんですけどねぇ。代表狙いの上位校なら『飛び道具』も必要でしょうが、普通のレベルの学校なら正攻法でイイと思うんですけどね。スウェアリンジェンやバーンズ、ワルタースじゃダメなんですか?
 
 
ちなみに小人が初めて吹奏楽コンクールに出た時の曲はこれでした。
 ↓
Harold L.Walters "The Westerners Overture"(「西部の人たち」序曲)
 
 
 結果は銅賞でしたが、審査員の講評に「レベルに合った良い選曲」と書いていただいた記憶があります。
 
 
 さて、今年の後輩たちの結果は【銀】。
春からの様々な状況を考え合わせると「良く頑張ったね!」と思います。
この先も、もっともっとレベルアップしていきましょう!
 
 

2014年8月2日土曜日

ファゴット芸人!?

アコーディオンやギター、キーボードなんかを弾きながらの音楽ネタはよくありますが、ファゴットは世界初なんじゃないでしょうか?(笑)



「これはファゴットっていうオーケストラや吹奏楽で使われてる楽器なんですよ~」
「いや~、チョイスがマイナーですねぇ~」
 
 
ファゴットの知名度アップのためにも、ぜひ頑張っていただきたいです。
応援してます!(^-^)
 
 

2014年7月29日火曜日

千秋先輩のウソつき~!

『のだめカンタービレ』~クラシックを題材に大ヒットした漫画。前にも書きましたが、小人がファゴットを買ってアマオケに入るきっかけになった作品でもあります。その後バソンを吹くようになって、世の中の人が多少なりともバソンを知ってたりするのは、ホントに『のだめ』のおかげなんだなと感じています。

千秋先輩によるファゴットとバソンについての説明がYouTubeにアップされてました。ポール君がバソンでマルレのオーディションに挑むシーンですね。



『フランス式バソンとドイツ式ファゴット。キーも多く、完成度が高いファゴットに比べてバロック時代からほとんど変わっていないバソンはキーも少なくてコントロールも難しいが、鮮明で豊かな表現力を持っている。しかし、今世界中のオケの主流はファゴット。ウチのオケも今期からファゴットに変わった。』 by 千秋先輩
 
以前、ウィキペディアのバソンの説明については意見を述べさせてもらいましたが、今日は千秋先輩にツッコミいれてみたいと思います(笑)
 
 
1.バソンはホントにキーが少ないのか?
 
 これ、良く言われますが『ウソ』です。手持ちの楽器で数えてみましたが全く同じでした。もちろん楽器によってキーの数は微妙に違うんですが、バソンが特に少ないとは言えないと思います。
 バソンの右手奏者側があまりにもシンプルなのでそんなイメージになってしまったんでしょうが、逆に左手客席側はファゴットの方がよっぽどシンプルに見えます。右手客席側と左手奏者側はほとんど変わんないですね(下の写真参照)。

左:Cello&Coo Fg-2(22キー)
右:Buffet Jancourt式(22キー)
(緑はバロックファゴットにある4つのキー)
えらく見にくい(醜い)図表になってしまいましたが、ファゴット(左)とバソン(右)で対応するキーを線で結んでみました。こうやって見ると基本的なキーは特に過不足ない事が見て取れます。
結べないキーについては番号を振って次に解説します。仲良く5個ずつですね!
 
 
2.キーが多いと完成度が高いのか?

☆ファゴットにあってバソンに無いキー
①Low-Hキー:バソンにはLow-BとLow-Cを同時に押すとLow-Hがでるという、凄いギミックが付いているのでこのキーがありません。これに対してファゴットは音1つにキー1つが割り当てられており、キーは多いのですが原始的です。
②Bキー:これは親指側にある方が絶対便利ですね。
③Eキー:バソンは指穴が小さいので普通キーは付いていません(セルマーにはキー付のもあり)。
④As替キー:替えキーなので、入門機には付いてないのもあります。
⑤Fis替キー:B-Gesのスラーなどに必須、フラット系の多い吹奏楽には欠かせません。バソンではBに「123 4-6 E(Fis)」という替え指を使えばクリアできます。

☆バソンにあってファゴットに無いキー
⑥High-F:アマオケでは使いませんが…
⑦High-E:同上。高級なファゴットには付いている場合も。
⑧Esキー:ファゴットは普通クロス・フィンガリングですね。トリルキーとして付いてる場合も。
⑨f-gトリルキー:第3オクターブ専用。現代のバソンではここに第2ウィスパーキーが付いてます。
⑩F替キー:Jancourt式の特徴の1つで、現行のバソンには付いていません。低音域のF-Asスラーに使います。ファゴットではAs側に替キーがあるので不要ですね。
 
 こうやって見てみると、基本的なキー以外は「特定の不便」を解決するために付けられている事がわかります。つまりキーが多いという事は不便が多い裏返しでもあり、楽器の「完成度」とは比例しません。
 「完成度」で言えばリコーダーの方がよっぽど高いと思います。だってキー無しでほとんど全ての半音階とトリル、スラーを演奏できるんですから!(笑)
 
 
3.バロック時代からほとんど変わっていないのか?
 
 ファゴット(ヘッケル式)が旧来の楽器を“革命的に”リフォームした結果であるのに対し、バソン(ビュッフェ式)はバロックファゴット→クラシカルファゴットという発展の延長線上にある楽器です。そのため旧来の楽器のDNAを色濃く残している事は否定しませんが、バロックファゴットとは明らかに違うものです。

☆ビュッフェ式
 ・材料は主にローズウッド
 ・Low-Bの音穴は常時「閉」
 ・低音域のキーに連動システムあり
 ・キーは20個以上付いている
 ・ウィスパーあり
   
☆バロックファゴット
 ・材料は主にメープル
 ・Low-Bの音穴は常時「開」
 ・低音域のキー(Low-D、Low-B)は単独で作動
 ・キーは4~8個
 ・ウィスパーなし
  


さあ、どこが「ほとんど変わっていない」のか教えてもらおうじゃありませんか!
「ダブルリード使う」とか「ピッチが悪い」とかはダメですよー!!!
 
 

2014年7月15日火曜日

イギリスのプレイヤーからリード買ってみた

 先日イギリスのバソン吹きとして紹介したHoward Dann氏(2014年6月27日投稿:『フランス式=フランス流ではない(1)』参照)に注文していたリードが届きました。
 
国際郵便で到着。「ロイヤル」メールだけに切手(証紙?)もゴージャス!?
  
 ファゴットのリードですら扱ってる楽器屋は限られるのにバソンのリードなんて更に無いですよね。でも最近はネット通販があるので怖いもの無しです!注文先は新大阪だろうが新宿だろうがロンドンだろうが手間は同じですし…実は小人は日本におけるバソンの“聖地”=アトリエ・アルファさんに買いに行ける処に住んでるんですけどね…今回Dann氏に注文してみようと思ったのはこんな理由からです↓

 ・YouTubeで演奏を聴いて上手い人だと思ったから
 ・ひとりで2タイプ作っている
 ・しかもそのうちの一つは名手Audinモデルらしい!

バソン用リード2種。Noir(黒)とRouge(赤)って…まんまですね(笑)

 さっそく試奏してみましたが、どちらも良いリードでした。
Noir(黒)はRouge(赤)と比べて5mmほど短いせいかコントロールが少し難しい感じがしますが、ソロ向きの華やかな音色です。Rouge(赤)は音色は多少地味ですがコントロールし易く安定したリードです。
 Dann氏曰く、「Noir(黒)はAllard氏っぽい音色、Rouge(赤)はAudin氏っぽい音色」との事。ちなみにご本人はNoir(黒)を使っておられるそうです。小人は今使っているリードとキャラが似ているRouge(赤)を気に入りました。
 
ちなみにDann氏とは商品の問い合わせや注文時のエラーなどで何度もメールのやりとりをしましたが、いつも誠実なメールをくれるとってもイイ人ですよ!気になった方はこちらから注文を…




2014年7月8日火曜日

オモイダマ

 最近はレンタルやダウンロードと差別化するためか、CDを買うといろんなオマケが付いてくるようですね。こないだウチのヨメさんも関ジャニ∞のCDを買ってオマケを貰ってました。なんでも「初回限定盤」と「通常盤」を同時に買うと特典としてフォトブックと吹奏楽のスコアが付いてくるそうなんです。
 
 普通のジャニーズファンが吹奏楽のスコアなんか欲しがるとも思えないんですが、<限定>って言われると買っちゃうみたいですね。現に楽譜も読めないウチのヨメが引っかかってるワケで…(笑)
 
右上の白っぽいのがスコア
 
 高校野球の応援ソングなんで<野球の応援→吹奏楽>という連想なんでしょうね。通常盤には「高校生スペシャル管楽器隊」による吹奏楽バージョン(歌無し)が収録されてます。「ふ~ん」なんて思いながらペラペラ楽譜をめくってたんですが、これがなかなかおもしろい。
 
 
青枠部分:サックスではなく、まさかのバスクラソロ!
赤枠部分:オーボエ・ファゴットのソリ(伴奏は何とホルンのユニゾン…)
緑枠部分:E.Bassっぽいベースラインをあえてチューバで
 
 ちょっと気が利いてないですか?ちなみにこの「キング オブ 男!」はミュージック○○でも出版されてますが、こっちの方が明らかにかっこいいです…(笑)
 
 
 どうせならパート譜も付けて欲しかったな~(-. -;)