2019年12月5日木曜日

負けるが勝ち?

所属オケの定演が無事に終了しました。

 今回のプログラムは前プロ・中プロ・メインとも前のオケで演った曲でした。前回よりも良いパフォーマンスをすべく、無い知恵と拙い技術を振り絞ったリベンジ大会となった訳です。

①前プロ:10年前に「序奏部で木管総コケ」という大事故を起こして小人的に黒歴史となっていた曲です。前回は「clの1拍後に出る」べきところ、clが出なかったので、「え?」と思った瞬間に拍を見失ってしまいました(cl・fgが出ないので当然後続のob・flも出られなかった訳です)。
 今回は「誰が落ちようが自分はちゃんと鳴らす!」と血眼で構えていたのですが、幸い皆さんフツーに出てくれたので、何の問題もありませんでした。
 
②中プロ:これも10年前にやった曲で、前回はファゴット・今回はバソンで吹きました。録音を聴き比べると、10年前よりも全体の表現に貢献する吹き方が出来ている一方で、ファゴットで吹いた時より高音域のピッチが悪かったですね…orz
 
③メイン:6年前にはどうしてもバソンで吹けず、ファゴットに逃げた曲です(この時は1stでした)。今回は曲が決まった時点から「バソンでリベンジ!」を誓って練習してきたのですが、最終的に「ファゴットで吹く」という選択をしました(今回は「逃げた」とは言わず、敢えて<戦略的撤退>と言っておきます…汗)。
 今回は2ndなので指廻し的には全然「ムリー」ではなかったし、指揮者に捕まった訳でもないんですが、1stファゴット/2ndバソンでのアンサンブルに不満を感じたからです(2016年9月13日投稿『小さなこだわり~大きな荷物』参照)。持ち替えの決め手となったのは、特に次の二箇所…
そういえば2016年の持ち替えも3度ハモりの響きが気に入らないからでした…
このアンサンブルをバソンで「丸く収める」にはまだまだ未熟です…

 そんなこんなで選択したファゴット持ち替えでしたが、客席で聴いてくれた後輩曰く、「合い過ぎて<聴こえなかった>」との評。ファゴットに持ち替えた時点で小人的にはリベンジ<失敗>なんですが、2nd奏者としては<大成功>だったようです…
 
 3度目のチャンスが巡って来るまでに「バソンで吹いても<聴こえない>」技術を身に付けておこう思います…(笑)