2016年12月24日土曜日

2016年11月29日火曜日

チャカンと茶館

 先の週末、タケヤマさんの展示会にお邪魔してきました!
 
相変わらず味のある商店街を抜けて…

欧州と昭和が交錯するところ…(笑)

 今年はギャラリーだけでの開催で、ちょっとこじんまりした感じでした。目玉となる新商品も無かったんですが、色々と企画・研究はされてるようです。内容は書けませんが試作品も試させてもらいました。来年の展示会での発表、期待してますね~!
 
チャカンのオリジナル曲を収録したCD。
タラソフ氏も演奏に参加されてます。

 また今年はモーレンのタラソフ氏(2013年11月22日投稿『アジアン・リコーダー・フェスティバル、スゴかったです!』参照)にお会いできなかったのが残念でした。仕方ないので(?)毎年デモンストレーションしてくれてたチャカンのCDを買いました。モーレンさん、この楽器のリバイバルにかなり力を入れてるようですね。
 
 一般的にリコーダーは<古典派の時代には廃れてしまい、ドルメッチが『再発見』するまで「忘れられた楽器」だった>というのが通説ですが、<実は19世紀にもチャカンという形で人々に愛されていた>というのが彼らの主張です。モーレンによる楽器の復刻とタラソフ氏の校訂によるオリジナル曲の出版は、この楽器をリバイバルさせる興味ある試みです。
 
 

 
タラソフ氏によるチャカンのデモンストレーション
(シュヴェルム・リコーダーサミット2011)

 
 楽譜買おうかなと思ったんですが、チャカンってAs管なんで楽器とセットで買わないと使い途無いので止めました… 
 
 

 抽選会で当たったチケットで、同じ商店街の嶋屋喜兵衛商店さんでコーヒーをいただきました。ここは明治時代に建てられた立派な町家で営業されてるカフェ、いや純和風なので「茶館」と呼ぶべきでしょうか?「ええとこ」の家にお呼ばれした感じでとっても和めます。タケヤマさんに行ったら、ついでに是非!
 
 

 
【おまけ】
 
同じ期間に開催された某楽器店のフェアの案内状。 
あ~ぁ、やっちゃいましたね…(笑)

笑って許して…

2016年11月16日水曜日

ファゴットとバソンの違い(苦渋の選択編)

 11月の本番での難敵、W.ウォルトンの『クラウン・インペリアル』。
「ムダにしんどいよね(笑)」という個人的な感想はともかく、今回は最終的に<ファゴットに逃げる>という選択をしてしまいました…バソン吹きとしてホント修業が足りません…orz
 
 第1の難所はここ。この音型・テンポだとバソンではどうしても省略運指を使わなくてはならず、音程がかなり怪しくなってしまうんです。ファゴットで吹くと「一段ずつ下がってくる感」がちゃんと出るのに、バソンだとグニャグニャになってしまうんですね。
  

 ちなみに同じ部分の2ndはこう↓。これならバソンでも問題無かったんですけどねぇ…(^o^;ゞ
 

 
 
 第2の難所は少し意外な所です。変イ長調の穏やかな部分で、譜面ヅラはなんてことないんですが、これがバソンだと意外に難しくて…
 

その理由は、こんな静かで滑らかな動きが求められるところなのに…
(1)運指上、スラーが不可能な進行が何度も出てくる(赤枠の部分)
(2)鬼門のDesを含む進行が何度も出てくる(青丸の部分)
 
 これもファゴットだと特に問題なく吹けますね。こういうのを経験すると、やっぱりファゴットの運指の方が合理的・機能的だと思ってしまいます。ちなみに2ndはこんな感じ…
 

 こちらにはスラーが不可能な進行は1箇所しか出てきません。鬼門のDesは出てきますが、音域が低いため『奥義・ウィスパーロック』(2014年4月20日投稿『奥義発動!』参照)で回避する事が可能です。
 
 
 …実はバソンで乗れるか、ファゴットで出るべきか、こんな事を考えながら練習に参加してたんです。「セシル師はもちろんバソンで吹いたんだよなぁ~」なんて自己嫌悪に陥りながら…
 
 
 

2016年10月22日土曜日

3/365

 今日は母校の依頼演奏の手伝いに行ってきました。

 毎年開かれるこのイベント、母校は毎年出てるんですが、小人的には3回目の出演になります。ブログを見返すと2012年、2014年に出てるので、ちょうど一年おきですね。

開場時の大行列
相変わらず、大人気ですね

 今回も例によって「穴があったら入ります!」とエントリーしたところ、バリサクを頼まれました。2年前はテナー、4年前はバリサクと、何故かここではサックスばかり吹いてますね。定期演奏会にはサックスのOBがたくさん参加するのでファゴットを吹かせてもらえるんですが、こちらは定演と比べるとOBの参加が少ないので「オプション楽器」より先に「基本楽器」が求められるようです。今回は現役2名とOB2名できれいにA1・A2・T・Brが揃いました。
 
 ただ、小人は今どっかの楽団でサックス吹いてる訳でも現役の頃にサックス担当だった訳でもありません(ちょこっとフルバンやってた時期はありましたが)。もちろんマイ・サックスなんて持ってません。そんなヤシが何で毎回サックスで呼ばれるのか、正直よく判りません…(汗)
 だって今年小人がサックス触ったのって、今日の本番と練習2回・たった3日だけなんですよ!…現役の子にはとてもじゃないけど言えないですね…(^^ゞ
  
当然今回も学校備品をお借りしたので、
お礼にモンスタースワブ寄付しときました!

 現役生・OBOG・関係者の皆さま、お疲れさまでした。来年も出られるのを楽しみにしています。次はクラリネットとかコントラバスで呼んでもらってもいいですよ!経験者ですので…(笑)
 
 
 
【今日のお土産】イベントの物販コーナーで購入。ただのチョコチップクッキーなのに商品名の気合がハンパないですっ…!?
思わず買ってしまったぢゃないですかっ!

 

2016年10月8日土曜日

麗しの島へ…

 遅めの『夏休み』が取れたので、10年ぶりに海外旅行に行ってきました。初めての台湾です!

台湾の人って国旗大好きなんですね!

 台湾って韓国と比べると街にも人にも「ギスギス感」が無くてまったりしてますね~。中国語なんて「你好」「謝謝」「再見」しか知らないのに「ま、何とかなるっしょ」と思わせる空気があります(実際何とかなりましたし…)。
 今回は初めてという事で「全部付き」のツアーで行ったんですが、次回からはフリープランでも大丈夫っぽい感じです。
 
 
台湾名物・バイク軍団も堪能しました!(笑)

 今回、九份(ジォウフェン)という所に行ったんですが、夜市みたいなところでオカリナの専門店を見つけました。
 
是誠陶笛さん。店頭でデモ演奏したり、絵付けしたり…

動物の形をしたカワイイのがいっぱい並んでました

 その時は「ああ、オカリナ型の民芸品売ってるなぁ~」ぐらいにしか思わなかったんですが、帰ってからネットで調べてびっくり!ここ、かなり有名なオカリナメーカーだったんですね。ちゃんとした演奏用の楽器も作ってるし、何よりオリジナル設計の楽器があるようなんです。

↓ 
な、何だ?この指穴の配置と運指は?!

 見た目の特徴は右手小指の穴が無く、右親指の穴が2個になっている事なんですが、何と普通のオカリナより音域が1音広いじゃありませんか!(最高音がファではなくソになっている。しかもオーバーブローで更に上が出る模様…)単管でこの音域ってスゴくないですか?知ってたら絶対買ってたのにぃぃぃ…orz
 
 
 さあ、又行くべき理由ができちゃいましたね。いつ行けるかな~?(^^;ゞ
 
 
 
【おまけ】
党主席(今や国家元首ですが)を萌えキャラにして踊らせてしまうって…台湾恐るべし!ですね。
どこぞの党もこれくらい吹っ切れてみては?党名つながりだし、台湾つながりだし…(笑)

2016年9月13日火曜日

小さなこだわり~大きな荷物

 先日無事に所属オケの演奏会が終了しました!
 

 
 元々「仕事の都合で乗らない」(2015年11月『よろしくオーケストラ…ところが!?』参照)と言っていたんですが、団長さんの「練習はムリのない範囲でいいので、本番は何とか出て欲しい」という説得に負けてしまいまして…(^^;ゞ
ま、仕事の段取りが奇跡的に上手くいったというラッキーもあったんですけどね…
 
 
去年のハコの3倍くらい…かな?!

 今回は去年と比べてあらゆる面で向上することができました。会場、集客、編成、そして合奏力…これも全て役員や指揮者の指導力と団員の頑張りの成果だと思います。去年も聴きに来てくれた友人からも「前回よりかなりパワーアップしてました」と褒めてもらいました!
 
 改めて本番の録音を聴くと、去年のガチャガチャ感が減ってまとまりが出てますね。前のオケと違ってここは弦のメンバーが揃っていて出席率も高いので、これからもどんどん良くなっていけると思います。まぁ元のレベルがあんまり高くないので、浮かれてる場合じゃないんですけどね。「ウチの楽団、伸びしろだけはどこにも負けません!」って自慢でも何でもないんで…(笑)
 

 さて、小人的には今回「バソンとファゴットの持ち替え」に挑戦しました。
 
 練習時、指揮者ですら気が付かなかった位の地味なチャレンジだったんですが、お客さんで少なくとも1人気付いた方がおられたようで、アンケートに「フランス物にバソンを使っているところに楽団のこだわりを感じました」と書かれていました。
 
 う~ん、持ち替えに気付いてもらえたのは凄く嬉しいんですが、小人的にはちょっと残念です。やっぱりこれって一般的には「フランス物の為にファゴット奏者がバソンに持ち替えた」って見えちゃうんですよね…
 
 ご存知のように小人はバソン吹きなので、ハイドンだろうがチャイコフスキーだろうがA.リードだろうが基本的にはバソンで吹きます。ただし技術的にしんどい時(吹奏楽でフラットまつり!とか…)はファゴットに逃げたりもします。そういう意味では節操もこだわりも全くありません(^^;ゞ
 
 そんな小人が今回あえて持ち替えをした理由は「モーツァルトの2ndをバソンで吹くと、どうしても3度のハモリがキレイに聞こえなかったから」なんです(もちろん音程ではなく、音色の話ですよ)。今回の相方さんはモーレン使いの素敵な音色の方でした。バソンが上の時は特に5度の響きなんかゾクゾクするほど楽しかったんですが、逆にファゴットが上の時の3度の動きで妙に違和感があって…ファゴット同士なら当然丸く収まりますよね。
 
 前の投稿で『共用』に関するベインズ師の見解を紹介しましたが、確かに仰る通りですね。実際にやってみて妙に納得した次第です…
 
 
本番の朝。スーツケース+衣裳でこんな感じ…
  

 さて、今回そんな小さなこだわりの為に持ち替えを行った訳ですが、楽器を2本持って電車で練習場へ通うのは正直大変でした…orz
 
 いつものリュックタイプの楽器ケース2個で電車に乗ると練習場に着くころには力尽きてしまうので、写真のような大きなスーツケースをゴロゴロ転がして練習に行きました。初めてスーツケースで行った日には「これから帰省ですか?」なんて他の団員さんに聞かれる始末…さらに準備や片づけに普段の2倍の時間がかかるし、練習の順によっては持ち替えがバタバタになるしで…多分もうやりませんね…orz
 
 

2016年8月18日木曜日

「バソンか、ファゴットか?」ではなく、「バソンとファゴットで!」

 またまた『のだめカンタービレ』からのお話です。【ネタバレ】を含みますので、「さあ、これからのだめ読むぞー!」という方は「戻る」ボタンを押して下さい…
 
 のだめ由来のバソンに関する誤解は次の5つがあると思います。
 
  1.キーが少ない
  2.バロック時代からほとんど変わらない
  3.コントロールが難しい
  4.フランスの伝統楽器
  5.アンサンブルが合わせにくい
 
 1~3については以前にも話題にしましたので、今回は4と5について考えてみたいと思います。

 

 マルレオケのオーディションにポール君がバソンで参加したために、「ファゴットか、バソンか?」という議論が起きます。
 
 今回はファゴットの募集なので、ファゴットに持ち替える気が無いなら失格だと主張する首席に対し、コンサートマスターが放った言葉がこれ…
 
本気で言ってます?
   
 小人は日本人なのでフランス人の心情は理解できませんが、ホントにそんな風に思ってるんですかね?!
 
 
フランス人がファゴット吹くのって、そんなに背信行為なんですか?

 何度も書きますが「フランス式」というのは便宜上そう「呼ばれている」だけで、別にフランスの楽団だけが伝統芸能のように守り育ててきた楽器ではありません。19世紀中頃~20世紀中頃にはスペイン、イタリア、ベルギー、イギリス等で広く普及したシステムについて「守る」とか「疲れた」とかいうのは、漫画としては面白いですが音楽史的には誤解を生むだけですね。
 
 更にファゴットとバソンの混成についても、目を伏せ汗をかきながら「できなくはないだろ」「できなくはないでしょうね」と、「めっちゃイヤだけどしょうがない」的な感じです。
 
 

 
 このエピソードが醸し出す<空気>は「ファゴットか、バソンか?」という2択の構図なのですが、ファゴットとバソンは決して対立する要素ではありません。ポール君が首席をディスるのはバソンに対する思い入れ(思い込み?)が強過ぎるだけで、バソンという楽器自体に協調性が無いからではありません。
 
 

 事実、バソン吹きが一定数居た時代には、ファゴットとバソンの混成は普通に行われていました。これはBBC交響楽団のツイッターに上げられた1942年の写真ですが、2番奏者がバソン吹いてますね。フィルハーモニア管でも首席だったセシル・ジェームスは最後までバソンを吹いていました。 
 
ボストン響首席だったレイモン・アラール
The Stokowski Legacy より)

 イギリスだけではなく、アメリカでもバソン奏者は活躍していました。モーリス・アラールのおじであるレイモン・アラールは1936年から1953年の間、ボストン交響楽団の首席を務めました。バソン吹きが首席になったからといってセクション全体をバソンに入れ替えるはずもないので、おそらくファゴットとの混成であったと考えられます。
 
 このように一流のオーケストラでもファゴットとバソンの混成は普通の事だったんです。「できなくはない」という消極的な感じではなく、世の中ではフツーに「できる」事だったんです。
 
 ファゴットとバソンの混成に関してはベインズ師匠が面白い事を書いています。
 
 これら2種類のバスーンはいずれも完璧なものではなく、お互いに音色も同質ではないのにもかかわらず、共用するとかなりうまくいくのは奇妙なことである。イギリスのオーケストラではしばしば共用されているのを見受けるが、一般に最良の効果が得られるには--もちろん奏者にもよるが--ビュッフェを上声部に使い、ヘッケルに下を吹かせると、よりよいといわれている。
(A・ベインズ著/奥田恵二訳『木管楽器とその歴史』音楽の友社、p.169)
 
 ベインズ師匠って実はロンドン・フィルのバスーニストだった人なんですよね。自身プロであり古今の楽器にも精通した方がこんな風に考えていたというのは、演奏史上重要な証言だと思います。
 
 余談ですが、ベインズ師匠はファゴットが成功した理由について、良いリードを揃えるのが容易でオケ奏者の生活が楽になるからだ、と述べています(前掲書p.167)。この説でいくと、マルレオケの首席が疲れたのはリード作りだったんですかね…?!
 

 小人も最近はずっと混成ですが、楽しく合奏させてもらってます。本人的には「アウェー感」はありませんし「協調性がアレ」でもないと思ってるんですが、指揮者や団員のみなさんにはどう思われてるんでしょうか?
 
 


2016年8月13日土曜日

カタログにダマされるな!

 以前このブログでwikiの「ファゴット」の項についてこき下ろしたことがありますが、久しぶりに見るとかなり編集が入って改善されていました。小人が指摘したバソンに関する5箇所についても、2箇所は削除、1箇所は表現が修正されていました(まだ間違ってますけどね…)。wikiに起因する「都市伝説」まがいの誤解が少しでも減ればいいなと思います。
 

 話は変わりますが、ファゴットVSバソンの話で必ず出てくる「ドイツ式はキーの数が多い」という<常識>。2つ前の投稿でスルーしてしまったので、改めて調べてみました。
 
 

 必要な情報は①楽器表裏の画像、②その楽器をメーカーが「何キー」と呼んでいるか、の2つ。手持ちのカタログやメーカーのHPを漁ってみたのですが、客席側の画像って意外と無いもんですね。上の写真に写っているカタログで言うと、ヤマハとシュライバーは奏者側の写真しか載っていません。また何キーかも明記されていません。
 
 ネットでメーカーのサイトも漁ってみましたが同じような感じですね。2つの条件を満たしているメーニッヒ・アドラーのHPからリサーチを開始してみます。
 
アドラー1358(メーカーHP写真を加工)

 これはアドラー1358ですが、High-D、High-E、替えAs付きという標準的な仕様の楽器です(この写真にはオプションのキーが1個余分に写っていますが)。アドラーではこの機種を「26キー」と表示しています。写真で確認すると、番号の部分を数えているようです。この数え方を仮に<アドラー方式>としましょう。
 
モースマンのカタログより447E

 次にモースマンのカタログで447Eを見てみましょう。キーの仕様は先のアドラー1358と同じなんですが、カタログには「28キー」と書かれています。2個の差はLow-Cキーの『双葉』(アドラーの写真で言うと㉑)を2個と数え、ウィスパーロックキーをウィスパー本体とは別に数える事で生じているようです。
 
 1つの役割のキーを2個とカウントするのは「どうなん?」と思うんですが、確かに楽器によってはLow-Cが『双葉』でないものやウィスパーロックを持たないものもありますので、この数え方もあながち間違っているとは言えません。
 
 どちらが正しいとかではなく、「同じ仕様の楽器をアドラーは26キーと言い、モースマンは28キーと言っている」というのが現状です。世界標準化機構(ISO)の皆さま、是非ファゴットのキーの数え方も規格化して下さい!カタログの数字だけ見ていたら、モースマンの方がキーがたくさん付いていてお得だと思ってしまいますので…(笑)
 
 

 更に小人の使っている「Jancourt 22キー式」の運指表を見てみましょう。
この運指表の面白いところは「キーで開閉される音孔」に番号が振られている事です(だからとっても読みにくいんです…汗)。そして数字を振られた音孔の数が22個なので「22キー式」と名付けられているんですが…
 
 実はバスジョイントとベルには音孔が6個あるんですが、押さえるところ(普通に考える「キー」)は5個しかありません。逆に両手の中指で押さえるリングキーには番号が振られていない(=カウントされてない)など、<アドラー方式>とも<モースマン方式>とも違う独自の世界になっています。
 
 そんな訳で22キーだと思い込んでいた自分の楽器なんですが、<アドラー方式>で数え直すと24キーなんですねぇ。ちなみに現行のクランポンのバソン(BC5613)だと23キーになります。
 

 
ではアドラーのHPに戻ってファゴットのキーの数をおさらいしてみましょう。model1356が21キー~model1361が27キーとなっています。25~26が標準的なキーの数だと言ってイイと思います。
 
 対するクランポンのバソンは23キーですが、左手親指で6個の音孔を5個のキーで制御できることを考えればその差はせいぜい1~2個、確かにファゴットの方がキーが多いですが、ことさら取り上げる程の話でもないと思います。ファゴットとバソンを並べた写真(奏者側)を見ると確かにバソンのキーが少ない印象を受けるんですが、イメージと現実にはズレがあるようです。

イメージ、ですよね?(笑)

* 

 
 さて、冒頭のウィキペディアですが、以前には無かった文章が増えていました…
 

 ファゴットって「キーの数が30前後」なんだそうです。「30前」はよく見かけますが、「30後」は盛り気味の<モースマン方式>でも該当する楽器が見当たりません。
 
 「数え方は人それぞれ」と言ってしまった後なので決して「間違ってる!」とは言いませんが、どういう風に数えてその数字を書いているのかは明示していただきたいところです…(笑)
 
 
 
 

2016年8月4日木曜日

ちょっとシンパシー?

シュトックハウゼンのファゴット曲にこんなのがあるそうです!
埋め込みができないので
動画は下のリンクから…
 
 
 この曲、フルートやクラリネット、ヴァイオリンなどいろいろな楽器のためのバージョンがあるようなんですが、何故かファゴット版ではクマの着ぐるみで演奏するように指示があるそうです(笑)
 
なのでこんな動画も…


う~ん、先の方、あえてリラックマなのは何か理由があるんですかね?
エエ歳してイタ過ぎる~
 
…って、ヒトのこと言えませんよね、わたし…(汗)


2016年7月22日金曜日

日本語って難しい…

 先日、ひょんなことから古本屋に行く機会があり、柄にもなくコミックスなんぞを買ってしまいました(^o^;


 はい、「のだめカンタービレ」です。例のバソンのエピソードが載っている部分が欲しかっただけなんですが、巻末・巻頭にまたがってるので2冊買うハメに…
 
 
 
 う~ん、巷に溢れるバソンの噂は全てこのページ(とwiki)から広がっていると思うと、なかなか感慨深いものがありますね(笑)
 
 
 さて、この千秋先輩のセリフについては当ブログでも過去に物言いをつけましたが(2014年7月29日投稿『千秋先輩のウソつき~!』参照)、今回はこのページの内容が世の中に広まっていく間にビミョ~に内容がズレたり、誤解されたりしてる様子を見てみたいと思います。
 
 
①「キーも多く完成度も高いファゴット…」

 キーが本当に多いかどうかは置いといて、面白い勘違いが起こっています!
 
「キーが多い」が「音が多い」にすり替わっていますね

「キーが多い」→「音が多い」→「音域が広い」
伝言ゲームのように少しづつズレてきてます…(笑)
その他にも、誤解が満載ですね(汗)
 
 
 ②「バロック時代からほとんど変わっていないバソンは…」 
 
 このフレーズ、楽器の歴史を知っている人なら「バロックファゴットの遺伝子を受け継ぐ直系の楽器」という意味合いで理解できるんですが、知らない人には「バソンはバロック時代からそのまま使われている」と理解されるようです。こんな短い文から<バソン=古楽器説>がまことしやかに広まるなんて、ヒット漫画の影響力って凄いですね!
 
 ヴィヴァルディの話のようなので、「この時代」ってバロック時代ですよね?
何度も言いますが、俗にいう"バソン(フランス式・ビュッフェ式)"は19世紀後半以降のものです。バロック時代の話をしているのなら、4~6キーの楽器を思い浮かべなくてはいけません。
 
 ところでこのツイートって何の曲の事を言ってるんでしょうか?ファゴット協奏曲ならかなりの難曲ですが…
 
 


 右の写真はベーム式の試作品ですね。ヘッケルはフランス式を改良してドイツ式を作ったのではありませんし、ベーム式は全く別のチャレンジのはずです。この本は読んだことありませんが、ホントにそんな事書いてあるんですか?
 何より残念なのは、この方プロのファゴ吹きさんなんですよね~どうかお弟子さんに変なこと吹き込んだりなさいませんように…(-_-;
 
 

 
 このツイートは<バソン=古楽器説>以外にもてんこ盛りで面白いですね。「音の協調性がアレ」とか「吹奏楽は音色のバランスが取れない」とか、斬新すぎてついて行けません…(汗)
 
 
 「吹奏楽でバソンを使ってるのは見たことない」そうなので、ご紹介しときますね。
ギャルドも知らずに吹奏楽を語るなんて、ツイートの信憑性がアレで…(笑)


あと、我が母校の吹奏楽部の定演でも時々バソン使われてます。
吹いてる人は確かに“アレ”ですが、音色自体はそれほどでもないですよ…(笑)


2016年6月7日火曜日

80分間世界一周

 今日は木下大サーカスを見に行ってきました!
 
久しぶりの鶴見緑地公園

 サーカスを見るのはおそらく小学校以来だったんですが、いやぁ~楽しいですね!子供の時は単純にハラハラして見ていたんですが、危険な演目はちゃんと安全対策していたり、スポットを浴びる演者に隠れて裏方さんがテントの支柱をすごいスピードで登ってたり、大人になってから見るといろんな意味で新鮮でした!サーカスってチームプレイなんですね。招待券を頂いたので来ただけだったんですが、次はお金を払ってでも見たいですね。
  
いやぁ~、ええモン見せてもらいました!

 
 さて、せっかく鶴見緑地まで来たので、久しぶりに国際庭園へ。昔カメラマニアをしていた頃によく写真を撮りに来ていた、小人の大好きな場所の一つなんです。
 
 鶴見緑地は1990年に『花の万博』が開かれたところで、当時の展示が国際庭園として(ある程度)残ってるんです。ぐるっと一回りするだけで世界旅行したような気分になれる楽しい場所で、最近ではコスプレの撮影地としても人気があるようです。
 
<中国>気合いの入ったパビリオンなんですが、
老朽化により、今は中には入れません…

<タイ>キラキラですっ!

<パキスタン>ここも立入禁止に…

<エジプト>奥にはオベリスクらしきものも…

<モロッコ>モザイクタイルがカッコイイです!

<オーストリア>ヨハン・シュトラウスですね!

<スペイン>さすがにお洒落です

<カナダ>ナイアガラ、ですよね?

<メキシコ>マヤの遺跡?

<ブラジル>何か意味は有るんでしょうが…

<オーストラリア>ユーカリです。コアラは天王寺動物園で…

 ま、こんな感じで世界一周してきました!
 
 ただし、ここまでに挙げた写真は「比較的絵になる」ところなんですが、今となっては「何が何だかさっぱり???」というところもたくさんあるんです。例えばこことか…

<スイス>なんて殺風景な…おんじに怒られますよ!

 そんな「どうでもいい跡地」も多い中、韓国庭園だけは非常に綺麗な状態を保っています。
元々気合を入れて作られている上にメンテナンスも行き届いていて、ホント行った気になれます。渡韓経験十数回の小人が自信を持ってお薦めします!
 

この風景、韓国にいるとしか思えません
丹青(軒下の装飾)もきれいに塗られています

ソウル・昌徳宮(秘苑)を彷彿とさせます

慶州とかでよく見る感じ…

韓国の観光地でよく見掛ける多言語タイプの看板
ハングル表記があれば完璧なんですけどね~(笑)

 
是非、鶴橋でセウカン(韓国のえびせん)と梨ジュースを調達してから行ってみて下さい。『浸れる』こと請け合いです。BGMはもちろんSNSD(少女時代)でね!