2013年11月22日金曜日

アジアン・リコーダー・フェスティバル、スゴかったです!

 今日は竹山さんのアジアン・リコーダー・フェスティバルへ行ってきました!
 
内容てんこ盛りなので、こんな立派なパンフが!

 以前の投稿で『<アジアのお祭り>としてスケールアップして開催されるようです』な~んて紹介しましたが、なんのなんの!スイスやドイツからも製作者さんが来られてて<インターナショナルなお祭り>になってました。店内は日本語以外に英語・ドイツ語・中国語・韓国語が飛び交ってスゴイ事に…(笑)
 
タケヤマブース。この中にスゴイのが…(後述)

 モーレンハウエルのブースに近付くと、なにやら見慣れない派手なペイントをした楽器が並んでました。基本はリコーダーなんですが頭部管にピックアップが内蔵されていて、エフェクターを通す事でウインドシンセみたいに使える「エロディー」という物でした(下の写真の左のパンフ)。
 
まだモーレンの総合カタログにも載っていない「エロディー」の
パンフレット(左側)とタラソフ氏のCD(中央)

 ふと出展者の胸元の名札を見てビックリ!"Nik Tarasov"→「モダンリコーダー(上の写真の右ページの笛)」の開発者のタラソフ氏ご本人じゃないですかっ!
 「タラソフさんですか?あなたの(作った)モダンリコーダー持ってるんですよ」と声を掛けて、色々話しをしてきました。もちろん「エロディー」の試奏もたっぷりとさせていただきましたよ。タラソフ氏はエフェクトを次から次へと変えながら、何故この楽器を開発したかを熱~く語ってくれました。曰く「ブルースやロックバンドなどでも使える楽器を作れば、大人になってもリコーダーから離れずに済むんじゃないか?」と考えたんだそうです。リコーダーでハードロックを吹きたいかどうかはともかく、リコーダーの可能性を広げる試みとしては非常に面白いですね。
 
 その他にも19世紀のリコーダー、チャカン(CSAKAN)やドリーム・リコーダー(2008/9/15『夢のリコーダー!?』参照)なんかも説明してくれました。凄かったのはニック式のバスリコーダーで「これは3オクターブと4度でるんだ」と言いながらスルスルっとデモンストレーションしてくれた事。当たり前のように吹かれたので、ハイトーンを出すコツを聞きそびれてしまいました…orz
 大昔にモダンリコーダーで3オクターブ出ない話を書きましたが(2009/9/16投稿『ドーピング!?』参照)、きっとこの人なら楽勝で吹けるんでしょうね。
 
 CD買ってサインをお願いしたら、ちょっとテレながら応じて下さいました(上の写真中央のCD)。こりゃ宝物です!
 
スイス・キュング社の社長、アンドレアス・キュング氏

 あとキュングのブース辺りには何と社長さんが!とっても気さくな方で一緒に写真撮っていただきました!
 
 
白いアルト(プラスチック製ではありません!)

 そんなこんなで「お腹いっぱい」なフェスティバルだったんですが、最後にタケヤマの新製品情報なんぞを…

①タケヤマバスリコーダー
 遂に来年発売されるようです。今回モニター用の試作品が2本出展されてました。ゼンオンではない、「あぁタケヤマの楓のシリーズだ」と思える吹き心地でした。売値がまだ決まってないそうなんですが、発売が待ち遠しいですね。
 
②白いアルト(総象牙風)
 タケヤマ初の総象牙の楽器。もちろん象牙と言ってもイミテーションなのでリーズナブルなお値段なんですが(本象牙だったら100万は下りませんよね)、ちゃんと象牙の音がします。我が心の師・ハンス=マルティン・リンデ先生の音です。あの頃のリンデ先生はたしかフェールの総象牙製(こっちは多分ホンモノですよね)を使われてたはずなので、この値段で同じ音がするって超お買い得です。イミテーション・アイボリーって黒檀より更に硬くて加工が難しいらしく、継続生産するかどうかも、この値段で行くかどうかもわからないそうです。
 試しに作ってみた笛だそうで、この1本しかありません。欲しい方はどうぞお早めに!
 
 
くっそ~、クラリネットなんか買うんじゃなかった!orz


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