2013年1月11日金曜日

Desが鬼門デス

 母校の演奏会で中止になった「アルメニアンダンス」の替わりの曲の楽譜が届きました。
 

 
 『もののけ姫』はTVで1回見たぐらいなので劇中に使われている曲はよく知らないんですが、この楽譜にはあの「♪ものの~け~たち~だけ~」のメロディー出てこないんですね。スゴいのか、がっかりなアレンジなのか良く分かりません…(笑)
 
 このアレンジはフラット4つから始まってフラット3つ→5つ→3つと転調します。そしてあろうことか一番吹きにくい変ニ長調のところでオーボエのどソロが…(汗)

せっかく美味しいトコなのに、よりによって♭5つとは…


 オーボエってフラット4つ以上は指使いの流れ(?)が変わるので突然吹きにくくなるんです。すなわちDesを押さえる為にEsが右小指から左小指に変わり、それに伴ってFがフォーク・フィンガリングとなります(ボエ吹きじゃないとわかんない説明ですね…)。
 
 いつもと指使いが違うのは頭がこんがらがりますし、1つの音で指換えも必要、フォーク・フィンガリングのFは正規の指使いと鳴りやピッチが微妙に違う始末…。
 半音上か下なら<全開>で歌えるんですが、この調ではまずキチンと吹くのが大変です…
 
 以前、オケの演奏会で変イ長調のソロに苦労した事(2010年2月23日投稿「やっぱ、吹きにくい…」参照)を思い出しました。やっぱりDesが絡むとオーボエは吹きにくいですね(汗)
 
 
 アレンジャーの皆様、どうぞオーボエにソロを割り振る時は楽器の特性にもご配慮下さいませ…
 
 
 

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