2013年12月24日火曜日

自分のブログで『来年はバソンで本番に乗る』と言ってしまったらこの先の音楽生活はどう変わってしまうのか、小人なりに何日か考えた上でのやや心もとない決意表明のようなもの

 定期演奏会の後クリーニングに出していた衣裳を受け取ってきました。
小人は年2~5回『本番』に乗りますが、蝶タイ・タキシードで正装するのはオケの定演だけなので使用頻度は1/365ですね。結局タキシードは借り物のまま6年も経ってしまいました…もう今更買うのもね…(^-^;ゞ
 
この立襟シャツも次の出番は1年後…?!

 今回の定演に出るにあたってどの楽器を使うかで悩んだんですが、後々考えるとすごい考え違いをしている事に気が付きました。
 
 10月29日投稿『究極の選択!?』に書いたように「バソンで乗る機会を虎視眈々と狙ってるんですが(中略)合奏に迷惑が掛かると思った時は自粛する」という考えだったんですが、難しいフレーズがあったら、楽器を替えるのではなく吹けるまで練習するのが普通ですよね。「ファゴット」を逃げ道にしている限り、いつまでたっても乗れないんではないかと。
 
そんな訳でアラール先生、又よろしくお願いします!
 
 この先は軸足をバソンに移して、来年の定演にはどんな曲が挙がってもバソンで乗ろうと思います。タキシードは年に1回しか着ませんが、楽器は年に1回乗るためにはずっと練習しなくては…ですね。
 
 ホントはファゴットを売り払って退路を断つぐらいの潔さが必要なんだとは思うのですが、『緊急脱出装置』ぐらいはあってもイイですよね(笑)
 
 

2013年12月20日金曜日

Mフィル演奏会

 少し前の話になりますが、ウチの定演にトラで出ていただいた方のオケを聴きに行ってきました。
 
場所は関西屈指の紅葉の名所、少し早めに着いたので終わりかけの紅葉もちょこっとだけ見てきました…
 
ご当地キャラ、推し推しでした。

小人の世代ならTVCMで誰でも知ってる『スパーガーデン』
(今は大江戸温泉物語グループなんですね)

 プチ観光をした後はいよいよ演奏会場へ。このホールは初めてなんですが、500席というアマチュア団体には適度な大きさで、木調内装で響きの良いホールでした。
 
エントランス

 さて演奏会ですが、当日のメイン曲はなんと『展覧会の絵』!
ラヴェルと言えば近代管弦楽法の極致、アングレ・コンファゴは言うまでもなく、ハープ・チェレスタ・チューブラー・ゴング、そしてアルトサックス(笑)まで必要な大曲です…選曲からして気合が伝わってきますね。
 
 本番の演奏も気合が入った素晴らしいものでした。やっぱり弦の固定メンバーがたくさん居られるオケは安心して聴けますね。たっぷりと堪能させていただきました。
 
 
 Kさん、ありがとうございました。又誘って下さいね~!
 
 

2013年11月22日金曜日

アジアン・リコーダー・フェスティバル、スゴかったです!

 今日は竹山さんのアジアン・リコーダー・フェスティバルへ行ってきました!
 
内容てんこ盛りなので、こんな立派なパンフが!

 以前の投稿で『<アジアのお祭り>としてスケールアップして開催されるようです』な~んて紹介しましたが、なんのなんの!スイスやドイツからも製作者さんが来られてて<インターナショナルなお祭り>になってました。店内は日本語以外に英語・ドイツ語・中国語・韓国語が飛び交ってスゴイ事に…(笑)
 
タケヤマブース。この中にスゴイのが…(後述)

 モーレンハウエルのブースに近付くと、なにやら見慣れない派手なペイントをした楽器が並んでました。基本はリコーダーなんですが頭部管にピックアップが内蔵されていて、エフェクターを通す事でウインドシンセみたいに使える「エロディー」という物でした(下の写真の左のパンフ)。
 
まだモーレンの総合カタログにも載っていない「エロディー」の
パンフレット(左側)とタラソフ氏のCD(中央)

 ふと出展者の胸元の名札を見てビックリ!"Nik Tarasov"→「モダンリコーダー(上の写真の右ページの笛)」の開発者のタラソフ氏ご本人じゃないですかっ!
 「タラソフさんですか?あなたの(作った)モダンリコーダー持ってるんですよ」と声を掛けて、色々話しをしてきました。もちろん「エロディー」の試奏もたっぷりとさせていただきましたよ。タラソフ氏はエフェクトを次から次へと変えながら、何故この楽器を開発したかを熱~く語ってくれました。曰く「ブルースやロックバンドなどでも使える楽器を作れば、大人になってもリコーダーから離れずに済むんじゃないか?」と考えたんだそうです。リコーダーでハードロックを吹きたいかどうかはともかく、リコーダーの可能性を広げる試みとしては非常に面白いですね。
 
 その他にも19世紀のリコーダー、チャカン(CSAKAN)やドリーム・リコーダー(2008/9/15『夢のリコーダー!?』参照)なんかも説明してくれました。凄かったのはニック式のバスリコーダーで「これは3オクターブと4度でるんだ」と言いながらスルスルっとデモンストレーションしてくれた事。当たり前のように吹かれたので、ハイトーンを出すコツを聞きそびれてしまいました…orz
 大昔にモダンリコーダーで3オクターブ出ない話を書きましたが(2009/9/16投稿『ドーピング!?』参照)、きっとこの人なら楽勝で吹けるんでしょうね。
 
 CD買ってサインをお願いしたら、ちょっとテレながら応じて下さいました(上の写真中央のCD)。こりゃ宝物です!
 
スイス・キュング社の社長、アンドレアス・キュング氏

 あとキュングのブース辺りには何と社長さんが!とっても気さくな方で一緒に写真撮っていただきました!
 
 
白いアルト(プラスチック製ではありません!)

 そんなこんなで「お腹いっぱい」なフェスティバルだったんですが、最後にタケヤマの新製品情報なんぞを…

①タケヤマバスリコーダー
 遂に来年発売されるようです。今回モニター用の試作品が2本出展されてました。ゼンオンではない、「あぁタケヤマの楓のシリーズだ」と思える吹き心地でした。売値がまだ決まってないそうなんですが、発売が待ち遠しいですね。
 
②白いアルト(総象牙風)
 タケヤマ初の総象牙の楽器。もちろん象牙と言ってもイミテーションなのでリーズナブルなお値段なんですが(本象牙だったら100万は下りませんよね)、ちゃんと象牙の音がします。我が心の師・ハンス=マルティン・リンデ先生の音です。あの頃のリンデ先生はたしかフェールの総象牙製(こっちは多分ホンモノですよね)を使われてたはずなので、この値段で同じ音がするって超お買い得です。イミテーション・アイボリーって黒檀より更に硬くて加工が難しいらしく、継続生産するかどうかも、この値段で行くかどうかもわからないそうです。
 試しに作ってみた笛だそうで、この1本しかありません。欲しい方はどうぞお早めに!
 
 
くっそ~、クラリネットなんか買うんじゃなかった!orz


2013年11月19日火曜日

今年は色々と考えることが…

 先日、秋の演奏会が終わりました。小さなホールでしたが、ほぼ満席のお客様と共に素敵な時間を過ごすことができました。関係者の皆様お疲れ様でした、そしてありがとうございました!
 
Cello&Coo>Linton(あくまでも個人の感想です)
  
 何の楽器で乗るかはギリギリまで悩んだんですが、結局いつものCello&Cooを使いました。実は前日のリハーサルまでLintonを使ってたんですが、最終的に「吹いてて気持ちよくなかった」もんで。音量と上のGesの当たりは捨てがたかったんですが、音程を安定させるのに神経を使わなければいけなかったのと、やっぱり音色がねぇ…(=_=;)
 
 ただ音量を補うためにシャカリキで吹いて疲れましたね。パワー不足は前から感じていましたが、表現の為に「もっと鳴る楽器が必要」だと思ったのは初めてです。ようやく初級者の域から脱したということでしょうかね…(笑)
 
 
 
 あと、今回は何年か振りにパート譜を製本しました。メイン曲のパート譜に譜めくりが多かったので、なるべくめくらなくて済むように左右を組み替える等の工夫をしてみました。譜めくりが多いと休みカウントを間違えて事故る可能性が高くなりますからね(汗)
 
メインの第3楽章:表裏だったのを見開き1ページに
ただし○の部分にムダな余白が…

メインの第4楽章:3段分貼り付けて見開き1ページに

 こんな工夫をしてたにもかかわらず、ありえない所で何箇所も事故ってしまいました。練習不足・合奏不足と言ってしまえばそれまでなんですが、ショックだったのはとある木管soliで何故か小人だけ1拍ずれてしまった事…orz
 
 楽器の演奏って反射神経や瞬発力、持久力といった『体力』も必要ですが、それ以前に数をちゃんと数えられなくなったらオシマイですよね!?
 
 
 あと何年合奏できるのかマジで心配になってきました…(T-T)
 
 

2013年10月29日火曜日

究極の選択!?

 さて、定演まで残すところ1ヶ月を切りました。ボチボチ本番で吹く楽器を決めなければなりません(笑)
 
 
左から…Linton、Cello&Coo、Buffet

 小人的にはバソンで乗る機会を虎視眈々と狙ってるんですが、ファゴットに比べて3~5割腕が落ちてしまうので、合奏に迷惑が掛かると思った時は自粛するようにしています。オケなら普通前プロ・中プロ・メインと3曲ありますが、1曲でもダメならその演奏会は諦めます。 
 なかなか無いんですよねぇ~、まだオケで1回・吹奏楽で1回しかそんな「ラッキーなプログラム」には当たってません。ほんとバソンって難しいんです。
 
 今回も前プロ、メインにどうしてもバソンで吹けない所があって諦めました。メイン曲の第2楽章なんかはバソンで吹いた方が線が立ってイイんですが…「じゃファゴットで決まりねー!」という話なんですが、ちょっと問題が…
 
 
①Ges(Fis)が吹きづらい
 小人が今使っているCello&CooのFg-2は高い方のGes(Fis)が低目なんです。今回のメインでは下の譜例のように目立つところで何回も出て来るので、正直しんどいんです。

例えばここ。正に『Gesの極み(?)』です

②パワー不足
 上の譜例でお分かりのように、今回のメインはベートーベンです。ベートーベンと言えばsfですがFg-2ではパワーに余裕が無いので「体重をかけるような」sfがやりにくいんです。
 
 
 …そこで久しぶりにLintonのプラ管を引っ張り出してみました。
 

音量はデカい(=ダイナミックレンジが広い)し、Ges(Fis)も頑張らなくてもちゃんと当たってくれます!音色も入手時(2009年9月4日投稿『プラ管ファゴット』参照)のイメージほどには悪くない感じで、リードを選べばなんとかなるようです。
 
 
 次の練習で使ってみて問題無ければ、これで本番乗ろうかと考えています。



2013年10月27日日曜日

アジアン・リコーダー・フェスティバル 2013

 今年も竹山さんからフェアの案内をいただきました!

足立(アンリュウ)から亜細亜(アジア)へ一気にスケールアップですね!

 去年初めて韓国からの製作者さんが参加されましたが、今年は韓国以外に台湾、香港からもゲストを迎え、<アジアのお祭り>としてスケールアップして開催されるようです。
 
 展示会や演奏会以外にも街歩きや交流会などもあって楽しそうですね。オケの定演も終わってる頃なので、ゆっくりお邪魔させていただきますね!
 
 

 
 

2013年10月8日火曜日

何年か振りに…

 今日はファゴットのリードを買いに行きました。お恥ずかしい話なんですが、小人はここ4年ほどファゴットのリードを買ってません。「自分で作ってるから」とかいうカッコイイ話ではなくて、単に手持ちのモノで凌いでただけです。練習してないのがバレバレですね(汗)
 
 理由は単純、いつもの楽器屋さんにいつものリード(在阪プロオケ○○先生作)が入荷しなくなっただけの話です。ファゴットを始めた時からずっと使っているので、他メーカーのリードだとどうも上手く吹けなくて…他にどこで売ってるかも知らないので(笑)
 
 さすがに「ボチボチ代わりになるものを探しとかないとヤバイかも…」とドルチェさんに行きました。
 
右から2本目と3本目が新しいリード。
明らかに色が違いますね(汗)

 店員さんに「柔らかめで音量の出るやつ欲しいんですけど」とお願いすると3種類ほど出してきてくれたんですが、何とその中の1種類がいつものリードと同じ白玉!「これってもしかして○○先生作ですか?」と聞いてみたんですが、出してくれた店員さんは作者まではご存知なかったようです。でも試奏してみると全くいつもの吹き心地、間違いなく○○先生のリードでした。5本の中から2本を選んで購入。まさか同じモデルを追加購入できるとは思ってなかったのでラッキーでした。本当に小人はリードに関して恵まれてると思います(2010年3月16日投稿『初学者的幸運(Beginner's luck)』参照)。

 ちなみに残りの2種類も一応試奏してみたんですが、やっぱり全然合いませんでした…(=.=;)
 
 
 帰って早速「リード入れ替え戦」を実施。2・3位に新しいリードが食い込みました(上の写真、右から左へ1→5位)。何と現行エースは残留、3度目の定演を迎えそうな勢いです!?
 
 

2013年9月30日月曜日

Kオーケストラ 定期演奏会

 先週末に友人が所属しているオケの演奏会がありました。今回は別のオケに所属している後輩もトラで乗るというので、北山の京都コンサートホールへ。
 
吹コンの時は昼でしたが、夜もまたキレイな建物ですね

 彼のオケは元から上手いトコなんですが(2010年5月23日投稿『京都コンサートホール』参照)、今回は何とベト4とシェヘラザード!こんな意欲的なプログラムを組めるオケってスゴイですね。並のオケならどっかのパートから文句が出て却下されそうです(笑)
 
 
どっちも激ムズ…
  
 シェヘラザードと言えば第2楽章に有名なソロが…ファゴ吹きとして一度は吹いてみたいと思いますが、絶対胃が痛くなると思います。ベト4にもダブルじゃないと吹けないと言われる『マシンガン・ソロ』ありますし…
 
これとか…

これとか…

 
 こんなのが各パートに散りばめられてるんですからねぇ…よく仕上げたなぁと感心しましたが、友人によると寸前までなかなか形にならず苦労したそうです。
 
 
 Sくん、Hちゃん、お疲れ様でした!ええモン見せてもらいましたよ(笑)
 
 

2013年9月25日水曜日

うわぁ~、気になる…

 D○LCEさんから案内を頂きました。FOXの新商品の試奏会だそうです。
 
ドヤ顔のマッスルさん(笑)

 ハイブリッドなファゴットってなかなか興味深いですね!

 フォックスの日本語カタログにはロングボアについて「ショートボアの楽器より全長が少し長く、より緩やかなテーパーのボアを持つ」と書かれています。これにより「ロングボア=暖かみのある音色、正確な音程」「ショートボア=ソリスティックなオープンサウンド」と楽器のキャラクターが分かれるようなんですが…その両方を併せ持つって、いったいどんな構造になってるんでしょうか!?
 
 もう1種類は値段を安くするためにキーを省略したタイプのようです。以前取り上げたADLERのNo.1357/120(2012年7月13日投稿「コスパで選んでる?」)みたいな感じでしょうか?ADLERへの対抗価格で実売70万ぐらいになると面白いですね…
 
 
 それにしても試奏会が1日のみ、それも平日の15:00~17:00(2時間だけ?)って非道くないですかD○LCEさん?どなたか都合のつく方、小人の代わりに吹きに行ってレポして下さ~い!!!
 
 

2013年9月12日木曜日

クラリネットケース

 さて先日入手したクラリネット、楽器はそれなりに楽しませてもらってるんですが、付属のケースにちょっと問題がありました。
 
1. A管と兼用?なサイズ
(つまりB管入れるにはデカ過ぎ)

2. 小学生の工作並みのクオリティ(笑)
   
 外張りが別珍(なんと合皮じゃないんです!)なのでホコリは付きまくるし、そして何故だか分からないんですが中がすっごく臭いんです…(=_=;
 
 
 そんな訳でケースだけをeBayで調達することにしました。

中国・衡水よりEMSで到着
めっちゃ厳重に梱包してくれてます!

外観はこんな感じ
裏側にはショルダーベルトが付いてて肩掛けOK!

多分ベーム用ですが難なく入りました!
 ちなみに新しいケースは発泡スチロールに布張りで重さは550g、元のケース(約1.3kg)と比べて圧倒的に軽くて良いです。クオリティも「工業製品」ですしね(笑)
 
 

2013年9月8日日曜日

やっぱ合奏は楽しいです!


 今日は久々にオケの練習に顔を出しました。
 
 休団中の身に変わりはないんですが、団の役員の方から「定演乗って欲しい」とお誘いを受けたもので…今月のシフトで日曜の休みは今日だけなので「生きねば」「行かねば」という感じです。

新線のホーム建設中

 オケの練習場へはGW以来ですね。途中駅では新線用のホームを建設してたりして「ちょっと見ない間にどんどん変わってるなぁ~」と、たった4ヶ月で浦島太郎状態です(笑)
 
 例のクラリネットも持って行ってクラセクションの方に自慢してきました!珍しいので皆さん面白がってましたね。無理を言ってモーツァルトのディベルティメントを合わせてもらったんですが、3rd限定なら何とか使えるかな~って感じでした。マジで使うには管楽器修理センターさんにいぢってもらわないとダメなようです…
 
 アンサンブルで遊んだ後は『本業』に持ち替えて定演のメイン曲を練習しました。合奏久しぶりだったので、そうでなくても【柔らかい】音程がさらにフラフラ、「何で上のCが一発でキマらへんかな~?」という状態でちょっと焦りましたが、吹いてるうちにだんだんと勘が戻ってきました。
 
 アンサンブルもオケも、やっぱり合奏は楽しいですね!あっという間に時間が過ぎてしまいました(^^;)
 
 
帰り道にて。めっちゃキレイでした!

 帰り道、ちょっと涼しくて夕焼けがキレイでした。もう秋なんですね…定演まであと2ヶ月余り。あと何回練習に参加できるんだろう?頑張らねば…
 
 

2013年9月3日火曜日

原点回帰?

 ちょっと臨時収入がはいったので、久々に楽器を買ってしまいました(笑)
 
7月にeBayで落としたのが8月末にやっと届きました。
納期が遅れたからか、勝手にDHL便使ってきました。
そんなに送料払ってないので申し訳ない感じです…(^^;ゞ

 で、買った楽器がこれ↓
 
左上はサイズ比較用の並ファゴットです(笑)

 実は3月に母校の定演に出て以来、『あ~又クラ吹きたい!』という気持ちが高ぶってたんです。小人は中1から高1まではクラ吹いてたもんで…cl→sax→fl→fg→obと一回りして戻ってきた感じです。
 
 この楽器は HakamDin & sons というメーカーの製品です。このメーカー、日本では全く知られてませんが1910年創業のメーカーなんだそうです。ヤマハの125周年には敵いませんが、なかなかの老舗ですね。


 
上管のリングキー。形状に注目!
ぱっと見、『モノ』としてのクオリティは非常に低いです。例えばリングキーなんか上の写真で判るように真円ではなく「1個づつ手で削ってるの?」というレベル。ベルリングも真円ではない上に微妙に厚みが違っています。  

  
替タンポ一式が付属品として付いてるんですが…
スポンジ製で裏に厚紙が貼られています(爆)

 タンポも恐ろしくチープなものを使ってます。安物リコーダーでよく見るスポンジ製のヤツです。
 

 こう書くと「ダメダメやん?」と思われそうですが、意外にも楽器としては悪くないです。クラリオン音域はちょっと荒っぽいんですが、シャリュモー音域は非常に豊かな音色と音量を持っています。これはきっと工業製品ではなく、老舗の工房が昔ながらに作り続けている民族楽器なんでしょうね。別にベルリングが真円でなくても音響学的に大した影響は無い訳で…『見た目はキレイなのに鳴らない』中国製の安物とは対極にある、実用的な楽器のようです。
 
 
 さあ、次の休みにはリードとリードケースとスワブを買いに行かねば!また小物で散財です…(泣)
 
 
  

2013年8月16日金曜日

楽器キャラ

 先日吹奏楽コンクールに行った時、会場でオリジナルグッズが売られてて可愛かったので買ってしまいました…
 
左のクリアファイル

吹連オリジナルのキャラかと思ったんですが、元々あるキャラのコラボ企画みたいです。


ちゃんとファゴットも入ってマス!

 可愛いデザインなんですが、吹奏楽で使う基本的な編成はキチンと網羅されてますし、楽器のディテールや構え方もそんなにおかしくはありません。っていうか、クラとオーボエなんか上手く描き分けてますよね?吹奏楽やってる人間に売るものなので、当たり前と言えば当たり前なんですけどね…
 
 
前列上手側の2人って立奏なのでベースですよね?

 一方、こちらは嫁はんの大好きな某クマキャラの10周年記念デザイン。遊園地のマーチングバンドでステージも演る楽団という設定のようですが、この編成はなかなか珍しいですよね。吹奏楽・オケ・マーチング、どっち方面からもツッコまずには居られない絵柄です…(笑)
 
 小人が一番引っかかってるのはキイロイトリ(左上)が弾いている楽器。どう見てもチェンバロなんですが、ピアノなんですって!
 
 
 でも、カワイイから許す!

 

2013年8月11日日曜日

OB会おそるべし…

 今日は知人が乗るというので、R校のOBオケを聴きにザ・シンフォニーホールへ行きました。

シンフォニー久しぶりなんですが、
相変わらず心休まるトコですね

 R校とは京都の超名門校なんですが、大阪で演奏会をやる、しかもザ・シンフォニーホールって…凄過ぎです!?
 
 
「楽友会」とはOBにファミリーや賛同者を合わせた団体なんだだそうです

 しかもメイン曲はリヒャルトの『英雄の生涯』、アマチュアでそんな編成的にも技術的にも大曲を演ろうってのも凄いです。
 

100名を超える大編成でした!

 本番は恐ろしく気合の入った、大迫力の演奏でした!
ウチのOB会も、こんな立派な演奏会ができるように努力しなくてはいけませんね!
 
 

2013年8月6日火曜日

吹コン!

 今日は吹奏楽コンクールで京都コンサートホールへ行ってきました。

ホール周りは学生さんでいっぱいでした

 母校(高校)の楽器運搬の手伝いのために行ったんですが、OBがたくさん来てくれたので最年長(=年寄り)の小人は免除になりました。一応トラックの搬入・搬出には立ち会ったんですが、それ以外は客席でゆっくりさせていただきました。
 
 吹奏楽コンクールなんて高2の時に出て以来なんで、何年振りですかね…(笑)
昔とはルールも変わってるんですね。一校で複数部門にエントリーできるとか知りませんでした。後輩に「前からそうですよ~」と言われ、自分がどれだけコンクールに疎いか思い知らされましたね…(泣)
 
 ちなみに小人の母校の中学が『超強豪校』になってるのも初めて知りました(今回も関西コンクールへ進んでました!)。小人の頃はクラブが出来たばかりで部員も楽器も揃わず、コンクールなんて『夢のまた夢』だったんですけど…(笑)
 
 
ほぼ見てただけでした、すいません!

 コンクールの結果は「銀」、これをどうとらえるかは本人達次第なので小人的にはコメントしませんが、まずはお疲れ様でした!
 
  

2013年8月2日金曜日

アサヒ通魔法☆商店街

ある日、嫁はんからの情報…

『こんど(近所の)○○まつりにネズミーランドのキャラ来るらしいで!』
『ええっ、マジか!?』

 小人は別にネズミーのファンではないのですが、滅多と無い事なのでムスメと一緒に見に行きました。
 
 1時間半ほど前に通りがかると、すでにパレードの場所取りの人がチラホラ…。「さすが人気あるなぁ~」なんて思いながら昼メシを食い、30分前に戻ると沿道は人・人・人…大変な事になってました!
 


 マーチングバンドの先導で現れたのは紛れも無いホンモノ!さすがは世界最強のキャラですね。見慣れた地元の商店街が一瞬で<夢と魔法の王国>と化しました!


まわりからは「シュールな光景」という感想も…(笑)

 事前情報では他のキャラも来て踊ってくれるという話だったんですが、結局写真のお二方が車上で手を振ってただけでした。ドサ回り地方営業ご苦労様でした!


2013年7月28日日曜日

人生のIF…

 今日はコドモに進路を考えさせるために「大阪府公立高校進学フェア」という催しに行ってきました。

入場待ちの大行列
朝から行ったんですがすごい人出で、皆さん真剣に進路を考えてるってのがよく分かりました。ウチのコドモも何校か真剣に話を聞いてましたし。各校のブースは大行列が出来てる学校がある一方で手持ち無沙汰な学校もあったりして、人気のバロメーターにもなってました(笑)


各学校のブース以外に部活の発表なども
小人が高校を受験した頃の京都の公立入試は「総合選抜・小学校区制」だったので、普通科に進んだ小人は特にな~んにも考えてなかったんですよね~。「歴史にIFは無意味」なのと同様に「人生の選択にもIFは無意味」だとは思うんですが、「もし違う高校・大学に進んでたら、今頃何してたんやろ?」なんて事をちょこっと考えてしまいました。


夕陽丘高校の生徒さんによるステージ

 ホールで行われてた夕陽丘高校の生徒さんのミニコンサートも聴きました。ここは大阪の公立で唯一、音楽科のある高校なんですが、演奏後に将来の夢を聞かれた生徒さん2人はそれぞれ楽器製作者と保育士と答えていました。
 
 ん?京都だと「堀川音楽高校→京都芸大(東京芸大)」と言えば演奏家へのエリートコース(笑)なんですけどね…。大阪はちょっと雰囲気違うんでしょうか!?
 
 まあ一口に「音楽を生業とする」と言っても、もちろんソリストだけが目的地ではありませんので、皆さんそれぞれの目標に向かって邁進していただきたいと思います!
 
 

2013年7月27日土曜日

今日は京都へ…

 今日は久々に京都へ行きました。後輩が乗るアマオケの演奏会を聴きに行くんですが、ついでにJEUJIAさんでやってるオカリナフェアものぞこうかと…
 
フェアの案内も送ってもらってマス

 後輩のオケは年に2回定演があり、いつも案内をもらうんですがなかなか行けなくて…。聴きに行くのは数年振りのような気が…



 まずは三条にあるJEUJIAさんへ。なんと!中がすっかりリニューアルされてました。店員さんに聞くと「2月頃に新しくなった」との事。そんなに京都来てなかったかぁ?中はすごくシックで高級になってましたよ。ただ、リニューアルにより『けいおん!』の聖地でなくなってしまったようで、その手の「売り」は無くなってました。
 
 オカリナフェアも去年のようにテーブルにズラリ(2012年9月15日投稿『笛の楽園第2弾!~オカリナ篇』参照)ではなく、<ええモン>がショーケースにきれいに並べられてました。数万円の商品が中心で「あれ~、ウチのオーボエ達より高いやん…(汗)」という感じ。とりあえず目の保養だけしてきました(笑)。ちなみにフェアは8/4(日)までだそうなのでお好きな方はど~ぞ!



キャパ400程のホールですが、ほぼ満席でした
その後、オケの演奏会へ…。今日の指揮者は「〇だめ」のM氏(2009年8月16日投稿『誰のコンサート?』参照)、今回もやっぱり『前説』から始まりました…(=.=; )
 
 ここのオケは皆さん上手いので「きれいにまとまった演奏」をする印象があったのですが、今回は指揮者の意向か、かなり「はっちゃけた」演奏でした。学生オケがしゃかりきで演奏してるようなノリで、「あぁ、こんな演奏もするんや~」と新しい一面を発見した感じです。
 
 それでもハイドンの終楽章をあのテンポで逃げ切れるって、やっぱり上手いわ…(^^; ゞ