先の日曜日、久々にオケの練習に顔を出しました。相変わらず休団中で定演出られるかどうかもビミョ~なんですが、もし休みが取れればObかFgのエキストラとして2nd吹かせてもらおうと思ってます…
久々で状況が全く分からないので、 一応ObとFg両方持って行きました |
結局、その日の練習は2nd Fgを吹かせてもらったんですが、メインの「ロンドン」を練習していて気になった事があります。
ハイドンのファゴットって、1stにはソロ楽器としてフルートやオーボエと同様の美味しいソロがあるんですが、それ以外はほとんどベースラインのTutti要員なんですね。1stと2ndのユニゾンがやたら多くて、2ndを吹いてみて全然『下を吹いてる』感じがしませんでした。
気になったので家に帰ってから数えてみた(笑)んですが…
第1楽章では演奏する200小節の内、1stソロが35小節(17.5%)、2声で書かれた小節が12小節(6.0%)、残りの153小節(76.5%)はなんと全部ユニゾン!EVAじゃあるまいし、そんなにシンクロ率高くてもねぇ…8割方ユニゾンって2管編成の意味無いと思うんですけど…チェロバスとのユニゾンはもっと悲しくなりそうなので数えませんでした…
これがベートベンの交響曲第1番・第1楽章になると演奏する266小節の内、1stソロこそ46小節(17.3%)と同じくらいの割合ですが、2声で書かれた小節が175小節(65.8%)で、断然ハモる部分が多いんですね。ユニゾンは45小節で『シンクロ率』はたったの16.9%、しかもベートーベンのユニゾンといえばキメどころなので、全く気が抜けません。
ことファゴットパートに関しては、ハイドンよりベートーベンの方が「わかってくれてるやん!」という感じで、吹いてても楽しいですね。
ここ、スゴくないですかぁ? |
…とは言え、1stには「ハイドン先生、よくぞ書いて下さいましたぁ!」という箇所があるのも事実。「ロンドン」で小人が一番シビレた部分は第3楽章のトリオとかじゃなくて、上の楽譜に挙げた部分(第4楽章86小節~)。
短九度の跳躍で始まる印象的なオブリガードをこの音域でファゴットに割り当てるって、ネ申以外の何者でもないと思うんですが、いかがでしょう!?
0 件のコメント:
コメントを投稿