2010年4月4日日曜日

3度目の正直!?

 さて、オーボエが空席なのをいいことに無理矢理オーボエ吹きとして本番に乗ってしまおうというのは自分でも無茶だと思ってるんですが、小人には無茶してでもオーボエを吹きたい理由があります。
 実は小人は過去に2度、オーボエ吹きになりそびれているんです。
 
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 中学で吹奏楽部に入った頃から、小人はオーボエに憧れを持っていました。ハインツ・ホリガーやピエール・ピエルロの演奏を聴いては『いつかはオーボエ』と思っていました。
 
 高校でも吹奏楽部に所属していたのですが、ある日顧問に呼ばれ、こう言われました。「○○君(小人の名前)、今度予算取れたらオーボエ入れようと思てんねんけど、吹いてくれるね?オーボエ難しいけど○○君なら吹けると思うねん」
 願ってもないチャンス!もちろん返事は「喜んでー!」だったんですが…結局、在学中に予算は下りず、オーボエが備品になる事はありませんでした(今年高校に行ったら吹く人居ないのに備品が2本もありました。なんて勿体無い…)。
 
 
 2度目は大学入学の年。『大学ではオケに入ってオーボエ吹くぞっ!』と思っていた小人は、大学の管弦楽部にオーボエ希望で仮入部まで済ませていました。ところがその年はオーボエの希望者がもう1人居たのです。相手は経験者でかなり上手い上に「今年はオーボエは1人しか採らない」という先輩からのお達しが…。『これは勝ち目がないぞ』と思った小人は「ファゴットでもいいです」と申し出たんですが、これが何故かファゴットの先輩の逆鱗に触れてしまい「ファゴット“でも”いい奴の入部なんか認めん!」と言い出したもんだから、さあ大変!オーボエの先輩も困り果てて「こちらから指名するのは忍びないので、2人で相談してどちらが入部するか決めて欲しい」と丸投げ状態に。そして…
 
 …2人で相談した結果は「2人とも入らない」。小人はリコーダーで、もう1人は既に所属していた一般バンドで頑張るという事で2人共入部を辞退したのです。さあ慌てたのは先輩達、「何とか考え直してくれへんか?」と何度も慰留され、ファゴットの先輩にも「ファゴット“でも”いいから入部してくれへんか?」と言われる始末。しかし2人の意思は固く、小人は4年間『帰宅部』になり管弦楽部はその年ダブルリードの部員を採り損ねたのでした…
 
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 そして巡ってきた3度目のチャンス、これを逃したら小人はもう一生オーボエを吹けないような気がしたんですよね~エラい遠回りをしたモンです…(^^;
 
 S藤さん、お元気ですか?今でも吹いてらっしゃいますか?小人も遅ればせながらオーボエ吹きになりましたよ!
 
 
 

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