2011年9月14日水曜日

説明(その1)

それでは前回指摘したwiki のバッソンに関する記述がいかに間違っているかを説明させていただきます。言いたい事がたくさんありすぎて、多分シリーズになると思います(笑)
 
 
『現在多く用いられているのはドイツ式の楽器であるが、フランス式の楽器もあり、フレンチ・バッソンまたはバッソンと呼ぶ』

 
 
 項目【種類】はこの文章からはじまります。ここでドイツ式/フランス式の違いについて説明しているんですが、次項【呼称】においても両方式についての呼び方を紹介し、前項で紹介した呼び名を『呼称による区別はあくまでも日本語内での事』と自分で否定しています。そしてどうでもいい英語のスラングを紹介する為だけに、更に【呼称に関する諸注意】という別項目を作っています(しかも“諸”注意と書きながら1点だけだし…)。
 
 これだけでもいかに内容が整理されていないかご理解いただけると思うんですが、まず最初の間違いを指摘しましょう。フランス式の楽器の呼び方を「フレンチ(英語)」+「バッソン(仏語)」と書いていますが、これはダメでしょう!?
 
 確かにそう呼ぶ人もいますが、百科事典的には「それは正しくない」と指摘すべきです。「フレンチ(英語)・バスーン(英語)」か「バッソン(仏語)・フランセ(仏語)」としなくてはいけません。もちろん独語で「フランツェージッシュ・ファゴット」、伊語で「ファゴット・フランチェーゼ」と言うのもアリだと思いますよ(笑)

引用元「ファゴット」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2011年8月14日 (日) 04:52 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

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