2011年4月25日月曜日

もやもやが晴れた!

 ここんとこ何回かバソン(フランス式ファゴット)の記事をアップしましたが、バソンの研究をされている方からメールをいただきました。小人の楽器は『ジャンクールの22キー式』という、ちょっと珍しいタイプの楽器なんだそうです!



 ジャンクール(Louis Marie Eugene Jancourt 1815-1901)は主にパリで活躍したバソン奏者・作曲家でコンセルヴァトワールの教授も務めた人なんですが、色んなタイプのバソンの運指表をまとめたり、バソンの改良にも尽力したそうです。小人の楽器はそんな彼のアイディアによるものなんですが、残念ながら標準とはならず、現在製造されているバソンとは少し違っています。
 
 実はこの楽器を手に入れた時から「ちょっと違うな~」とは思っていたんですが、それが何なのか分からずにもやもやしながら吹いてたんです。今回メールにて詳しく教えていただいた上に、ジャンクールの作った運指表の資料まで頂く事ができました。

 頂いた資料を読み込んで、楽器で音を出しながら自分なりに運指表を作ってみました。ハ長調の1オクターブだけを標準的な運指と比べてみてもこれだけ違います。音程や抜けを補正する為に押すキー(赤丸で表示)やオクターブキーとして使うキーが間違ってました。これじゃあちゃんと吹けないはずですね…(^^;ゞ
 
 ホントにもやもやが晴れたというか、目からウロコが落ちたというか…Kさん、本当にありがとうございます!この先、上達してしまいそうです…(笑)
 
 

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