①シングルリードで吹いてみる
思ったよりはいい音してますが、音程がどうも…ただ、彼自身もコメント欄に次のように書いています。
"playing on a single-reed mouthpiece feels like playing on a rock; almost no flexibility."
(シングルリード用のマウスピースで吹くのって、石の上みたいにほとんど柔軟性が無い感じ)
なるほど~、ファゴ吹きって無意識に口でピッチを修正してるんでしょうね。逆説的ですが、半音ぐらい平気で変えられるダブルリードだからこそ正しい音程で演奏できているのかもしれません。
ちなみにファゴット用のシングルリードマウスピースはもうどこも作ってないので、遊びたければ中古を漁るしかないようです。ちょうどeBayに出てるんですが、結構エエ値段してますね…
ちなみに25セントコインの大きさは24.26mmらしいので(wikiより)、かなり小さいもののようです |
おしりの形がカワイイです |
②低音を延長してみる
マーラーの4番なんかに出てくる下のAを出すために延長管を突っ込むのは有名な話ですが、彼はなんと下のEまで試しています。ここまでくると、ほとんど理科の実験ですね…(笑)
ちなみに小人のオケでも一度だけ楽譜に下のGが出てきた事があるのですが(日本の某出版社のアレンジ譜でした)、当然アレンジャーの不注意としてスルーしました。申し訳ありませんがマーラー先生と同列の扱いは出来ません…
③オフィクレイドにしてみる
“幻想交響曲を演るのにオフィクレイド吹きが居ない…でも大丈夫!簡単にホンモノのオフィクレイドを体験できるよ!”…って、これはちょっとね(汗) でもホルンのマウスピースが付くとは知りませんでした。ちょっとホルンさんにお願いしてやってみましょう。理屈は確かに同じですっ!
ちなみに本物はこちら↓
④トロンブーンにしてみる
これはいままでの人とは違いますが、ついでに紹介しておきます。「トロンブーン」とはトロンボーンの本体にファゴットのボーカルを付けた楽器です(写真はwikiより)。この楽器を指定しているのはPDQ.Bach以外には見当たらないので、多分彼の発明品なんでしょう。
これも後ろの人にちょっと借りればできますね(笑)
Licensed under GFDL 1.2 via Wikimedia Commons http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tromboon-det.jpg#/media/File:Tromboon-det.jpg |
トロンブーンの使用例:PDQ. Bach:The Preachers of Crimetheus - II. Lamentations
"The Preachers of Crimetheus"とは言うまでもなく"The Creatures of Prometheus(プロメテウスの創造物)"のもじりですね。
音域によっては普通にトロンボーンですね(笑) 低音域の割れた音色こそ、トロンブーンの本領かもしれません。ところでこの録音ではファゴ吹きかボーン吹きか、どっちが演奏してるんでしょうかね?
色々と楽しそうですが、お試しは自己責任で…(笑)
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