2012年10月6日土曜日

クラシカル・フルート

 先の投稿で「1キーフルートではハイドンは吹けない」と言い切ってしまいましたが、アップした後で「もしかして自分がヘタなだけでは?」という疑問が湧きました…そこでプロの皆さんがどんな楽器で演奏しているのか、YouTubeで漁ってみました。
 
 
<古楽アカデミー(エンシェント室内管)>
D足でlong-F付なので多分6キーですね

<アムステルダム・バロック管>
41番は音域fis'-g'''で吹けるので、ホントはC足は要らないんですが…

<アニマ・エテルナ>
ピントきてないんですが付いてますよね…
オケでは珍しく黄楊の楽器です

<フライブルク・バロック管>
long-Fキーが良く見えます

<レザール・フロリサン>
演奏会の動画としては非常に珍しいアングル
かなり「いかつい」フルートを吹いておられます

<ニューダッチ・アカデミー>
2ndの方の楽器で右手C付きなのが確認できます

 ハイドン、モーツァルト、ベートーベン…やっぱり皆さん6~8キーのクラシカル・フルートを使ってますよね。1キーで吹いてる人は居ませんでした。良かった、良かった…(^^;
 
 
 ちなみにベームと比べてバロック・フルート吹く人ってすごく少ないですが、クラシカル・フルートは更に少ないので、現物を見る機会なんてほぼありません。「クラシカル・フルートってどんなん?」という方は、こちらのページに詳しく紹介されていますのでご覧下さい。
 
 
 
 このサイトを見ると、フルートのキーが増えていく過程が良く分かりますね。D足の場合だと
 
1キー:Dis
 ↓
4キー:Dis,F,Gis,B
 ↓
5キー:Dis,F,long-F,Gis,B
 ↓
6キー:Dis,F,long-F,Gis,B,right-C
 
(C足だと上記に+2となる)
 
 
 楽器マニアの小人ですら、この辺りになるとさすがに「深入りすまい」と思ってしまいます…(笑)
 
 
 

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