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それは6月のとあるオケ練習日でのこと…
「小人さん、7/16空いてるオーボエ吹き居ませんかねぇ?」
聞けば他に所属しているオケの本番でセカンドを吹く人が居ないんだそう。正団員が用事で出られない→師匠が乗ってくれると言っていたのに急に都合が悪くなった→兄弟弟子にも当たったが皆都合が悪い→もう日が無くて焦っている…
条件を聞くとハードルはかなり低そう。しかもこの方、私が以前オーボエを吹いていた事をご存じなので「これはフリに違いない」と思い、つい口走ってしまったのです。
「誰も居ないなら、私が出ましょか?」
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そんなこんなでオーボエ吹きとして乗ることになった本番当日は、とんでもなく暑い日でした。
会場はお祭りムード満点! (正面奥の白い屋根がイベントステージ) |
早い時間に会場入りするとお祭りはかなりの盛り上がり!この暑さなのでビールをググッといきたいところなんですが、一応『仕事』を控えているので我慢、我慢…、終演後のお楽しみに取っておくことにして、かき氷なんぞを頂きました。お祭りをそこそこ堪能したところで本番の準備へ…
今回の本番は野外のイベントステージでの演奏でした。ウチのオケとその前の中学生による吹奏楽以外は全てポップスのステージで、俗に言う「夏フェス」的な感じでした。控室が足りないため「リハ無し」「控室での音出し無し」という恐ろしい段取りだったんですが、全く緊張しなかったのはお祭りという『空気』のせいでしょうか?
「風対策を万全に」と言われてたんですが やはりプチ事故は起こってました… |
まあ、本番は「居らんよりマシ」レベルには吹けたと思います。オーボエは下手すりゃ「居らん方がマシ」とか言われちゃいますからね…(^^;ゞ
夏の野外演奏って雨雲が気になったり、風で譜面台が倒れたり、めくったページが戻ったり…色々大変でしたが、良い経験をさせていただきました。だって演奏中に「あっ!風向きが変わった」なんて考える事ありませんものね…(笑)