元々「仕事の都合で乗らない」(2015年11月『よろしくオーケストラ…ところが!?』参照)と言っていたんですが、団長さんの「練習はムリのない範囲でいいので、本番は何とか出て欲しい」という説得に負けてしまいまして…(^^;ゞ
ま、仕事の段取りが奇跡的に上手くいったというラッキーもあったんですけどね…
去年のハコの3倍くらい…かな?! |
今回は去年と比べてあらゆる面で向上することができました。会場、集客、編成、そして合奏力…これも全て役員や指揮者の指導力と団員の頑張りの成果だと思います。去年も聴きに来てくれた友人からも「前回よりかなりパワーアップしてました」と褒めてもらいました!
改めて本番の録音を聴くと、去年のガチャガチャ感が減ってまとまりが出てますね。前のオケと違ってここは弦のメンバーが揃っていて出席率も高いので、これからもどんどん良くなっていけると思います。まぁ元のレベルがあんまり高くないので、浮かれてる場合じゃないんですけどね。「ウチの楽団、伸びしろだけはどこにも負けません!」って自慢でも何でもないんで…(笑)
*
さて、小人的には今回「バソンとファゴットの持ち替え」に挑戦しました。
練習時、指揮者ですら気が付かなかった位の地味なチャレンジだったんですが、お客さんで少なくとも1人気付いた方がおられたようで、アンケートに「フランス物にバソンを使っているところに楽団のこだわりを感じました」と書かれていました。
う~ん、持ち替えに気付いてもらえたのは凄く嬉しいんですが、小人的にはちょっと残念です。やっぱりこれって一般的には「フランス物の為にファゴット奏者がバソンに持ち替えた」って見えちゃうんですよねー。
ご存知のように小人はバソン吹きなので、ハイドンだろうがチャイコフスキーだろうがA.リードだろうが基本的にはバソンで吹きます。ただし技術的にしんどい時(吹奏楽でフラットまつり!とか…)はファゴットに逃げたりもします。そういう意味では節操もこだわりも全くありません(^^;ゞ
そんな小人が今回あえて持ち替えをした理由は「モーツァルトの2ndをバソンで吹くと、どうしても3度のハモリがキレイに聞こえなかったから」なんです(もちろん音程ではなく、音色の話ですよ)。今回の相方さんはモーレン使いの素敵な音色の方でした。バソンが上の時は特に5度の響きなんかゾクゾクするほど楽しかったんですが、逆にファゴットが上の時の3度の動きで妙に違和感があって…ファゴット同士なら当然丸く収まります。なので正しくは「モーツァルトの為にバソン奏者がファゴットに持ち替えた」なんですが、そんな<変な向き>のこだわりなんてフツー理解されませんよね…(汗)
前の投稿で『混成』に関するベインズ師の見解を紹介しましたが、確かに仰る通りですね。実際にやってみて妙に納得した次第です…
本番の朝。スーツケース+衣裳でこんな感じ… |
さて、今回そんな小さなこだわりの為に持ち替えを行った訳ですが、楽器を2本持って電車で練習場へ通うのは正直大変でした…orz
いつものリュックタイプの楽器ケース2個で電車に乗ると練習場に着くころには力尽きてしまうので、写真のような大きなスーツケースをゴロゴロ転がして練習に行きました。初めてスーツケースで行った日には「これから帰省ですか?」なんて他の団員さんに聞かれる始末…さらに準備や片づけに普段の2倍の時間がかかるし、練習の順によっては持ち替えがバタバタになるしで…多分もうやりませんね…orz