2011年11月24日木曜日

ブラームスはお好き?

来春の演奏会の曲目が決まりました。
 
 春はいつも『名曲コンサート』みたいな感じで、クラシックファンじゃなくてもどっかで聞いた事のある曲ばっかり演るんですが、メールで連絡が来た曲目の中に…

『ブラームス:交響曲第3番(第3楽章)』

え?なんすか?聴いたコト無いんすけど…
聴けば判るかと思い You Tube で検索してみましたが、やっぱり知りません…
 
 まぁ、ネットで調べてこの曲が選ばれた理由はすぐに分かりました。
これって映画『さよならをもう一度』(原作フランソワーズ・サガン『ブラームスはお好き』)に使われてるんですね!公開の年を見ると1961年、そりゃあ知らんわ!という感じですが、同じ生まれる前の映画音楽でも『エデンの東』とかは知ってる訳で…「ブラームスはお好き」っていうフレーズは知ってましたが、音楽はそれほどメジャーにはなってないようです。
 
 冒頭のVcから始まるせつないメロディーは、楽器を変えて何度も繰り返されるんですが、HrとObに<どソロ>が出てきます。譜面ヅラは大したコトない感じですが、Obで吹くと結構難易度高いです。

ここがOb<どソロ>の部分。たった12小節そこらですが…
 
 
 さて、ブラームスは過去に1番と4番を演ってて小人的には好きな作曲家なんですが、それはあくまでもFgでの話。今、誰かに「ブラームスはお好きですか?」と聞かれたら、「はい、好きですが苦手です…」と答えると思います(笑)

2011年11月20日日曜日

アンリュウ・リコーダー・フェスティバル

今日はタケヤマさんの催しへ行ってきました。午後からはオケの練習があるので、開店時間に着くように狙って出発!
 

 
 タケヤマさんへは南海電車でも行けるんですが、小人は路面電車に乗りたくていつも恵比須町から阪堺電車で行きます。運が良ければこんなレトロな電車に当たる事も…。今日乗ったこの電車は何と昭和5年製!文化財級(?)の車輌がフツーに走ってるところがスゴいです!
 
 

 我孫子道駅で降りて少し歩くとアンリュウ・リコーダーギャラリーに到着。『世界のタケヤマ』はフツーの商店街の中にあります。
 
 
 
 まずは楽譜を物色。最近リコーダーアンサンブルがネタ切れ気味なので、トリオとカルテットの楽譜を1冊づつ購入。
 
 もちろん楽器も吹きまくってきました!…と言いたいところですが、実は朝から何のアレルギーかクシャミが止まらず、あまり「吹きまくるゾー!」という体調ではなかったんです。…と言いつつも目ぼしいところはしっかり吹かせていただきましたが…(笑) 今日吹いた中で印象に残ったのは平尾工房のテイバーパイプとキュングの低音管ですかね。
 
 テイバーパイプは太鼓を叩きながら片手で吹くための3穴の笛で、本やマンロウ氏の録音で知識としてはありましたが、実物は初めて見ました!まぁ、踊りの伴奏する機会は無さげなんで買いませんけど…
 
 キュングのCグレートバスとFサブバス、いい楽器ですね~!すごく良く鳴るし吹き良いです。低音管はなかなか試奏できないのでヤマハ・全音・ペッツォルトぐらいしか吹いた事ありませんが、その中ではキュングが1番ですね。まぁ、これも使う当てがないので買いませんけど…

 
 
 
 大して買い物もしてないんですが、来店記念のくじを頂きました!CD当たらへんかな~!?

2011年11月16日水曜日

水景園コンサート

先週の土曜日は後輩が出演するコンサートを聴きに、けいはんな記念公園の水景園というところへ行ってきました。



 この公園は大阪の人間には馴染みが薄いんですが、京都府精華町の関西文化学術研究都市というところにあります…と言われてもやっぱりピンとこないんですが、事業仕分けで無駄の象徴として一躍有名になった『私のしごと館』の廃墟(?)が向かいにあって、「あぁ、ここかぁ…」っていう感じでした(笑)



 ここには紅葉谷という紅葉の名所があってシーズンにはライトアップされるようです。写真のような雰囲気のある景色を楽しませていただきました。演奏会はこの期間のイベントのひとつで、入園料を払えば無料で聴ける公演でした。
 
 演奏会はほぼ満席で盛況だったんですが、公園内の休憩施設のロビーで行われた演奏会なので、演奏中に客席の通路を通り抜ける人がたくさん居て、「聴きたい人」「通りたい人」お互いに気まずい感じでした。主催者の方でもう少し気を遣ってもらえるとイイんですけどね。あとスタッフが演奏中に動き回って写真を撮りまくってたのも気になりましたね。
 
 演奏自体は親しみのある曲を集めたプログラムで聴いてて楽しかったです。又クラ吹きたくなってしまいました。来年の高校のOBステージ、クラで出っかな!?

2011年11月7日月曜日

リベンジ作戦始動!

定演の打ち上げでのこと…
 
  小人「春のコンサートなんですけど、(パート)どうしましょうかねぇ?」
  役員「ん~、やっぱりオーボエかな…」

そんな感じで、次の演奏会はオーボエで乗る事になりました。
『居らんよりはマシ』という面子上の話だとは判ってますが、理由はどうあれリベンジの機会が与えられた訳で…v(^-^)


まずは例によってeBayでリードを調達。前回の本番で使用したアメリカのショップから1ランク上のリードを購入したんですが…ケーンの弾力が強いのか、開き過ぎでそのままでは吹けない状態。




慌てて梅田のドルチェ楽器さんへワイヤーを買いに走り、リードに巻いて開きが調整できるようにしました。これで何とか鳴るようにはなりましたが、まだまだ絶好調には遠い感じ…(-_-;




まずはここからスタート!たくさん入っていますが、使い物になるのはまだ右側の4本だけです。ちなみに現在のエースは右から4本目(前回、韓国から来たもの)。少し重いんですが、音色とピッチが非常に安定しています。


<おまけ>


あるオケの関係者の方に「次はオーボエで乗る」とメールしたところ、『汗だくの』お返事を頂きました…

今回は足を引っ張らないように、頑張って練習しときます…(^-^;ゞ



2011年11月5日土曜日

幻のファゴット(?)

 今日は管楽器修理センターさんで開催中の『Jマイケル管楽器展示即売会』へ行ってきました。別に何買う訳じゃないんですけど、面白そうだったんで…(笑)


 一通りの種類が在庫されていて「試奏したい」と言えば出してもらえるんですが、小人の狙い目はもちろんこれ!
 
 「え?マイケルにファゴットなんてあったっけ?」って思った方は大正解!実はマイケルのファゴットは日本では発売されておらず、日本語版のHPにもカタログにも載っていないんです。つまり日本ではある意味、幻のファゴットな訳ですね。
 

 
よく見比べると他にもエーラークラリネット、 バリトン、マーチングブラスなどが日本語版カタログには載ってません。日本じゃ売れないものとかあるんでしょうね…(笑)

吹いてみた感想ですが、「このランクでは非常に良い楽器!」
まずはパワーがあります。特に中~低音域の音量は申し分ないですね(ただ今回試奏した個体は、調整不足なのかEより下が充分に鳴りませんでした)。
 またキーが肉厚で組み立てもきっちりしていてグラグラが無く、ちゃんとしたものを作れる工場の製品のようです。一部の音でピッチにクセがある感じがしましたが、これは慣れの問題かもしれません。
 たった一つ残念だったのはベルリングの色が超安っぽい白色でした。乳白にすればいいのに…
 
 
  こちらはCello & Coo のfg-6(以前、試奏させてもらった時の写真)。マイケルのファゴットを購入するなら比較検討対象になる機種ですね。
 
 
こちらも小人のfg-2と比べると格段に良く鳴る楽器なんですが、パワーではマイケルが1枚上かもしれません。
 
 パワー重視ならマイケル、バランス重視ならチェロクー、ですかね…!?