2010年4月1日木曜日

何と微妙な…

 日曜日はオケの練習でした。管楽器修理センターから戻ってきたフル装備での初合奏です。この楽器、先日も書いたようにブランドロゴが入ってないので管楽器修理センターでは『マーさんのオーボエ』と呼ばれてました。出品者が"Music Store MA"という店だからで、多分社長さんが中国人の馬(マー)さんなんでしょう(笑)
 
 やっぱりフル装備はイイですね。Fがストレス無く吹けるだけでこんな楽しいとは思いませんでした!ところが…!?
 
 
 この『マーさん』、ちょっと問題があります。まずは左手薬指のGisキー。かなり慎重に薬指を押さえないとすぐに触れてしまうんです。当然触れてしまうと音が外れて…(汗)
 
 もうひとつは、何故か中音のDesを吹くと6割ぐらいの確率で鳴らないんです。小人の吹き方が悪いだけかもしれないんですが、セルマーではちゃんと鳴るんですけどねぇ…
 
 












 帰ってからセルマーと並べてにらめっこ。う~ん、確かに左手薬指のGisキーはセルマーと比べて近いですね。これは気をつけないと。…って言うか、素人が言うのもなんですがキーのデザインや配置があまり良くないですね。
 
 Desについては今のところ原因不明です。DもEsも普通に鳴るもんで…多分フル装備でキーが多い分、どこかのキーに触れてしまってるんでしょうね。並べてキー配列を見ても、Gisのように明らかに悪いところが判りません。右手Fキーかな?とは思ってるんですが…フル装備になってストレスが1つ消え、新たに2つ増えました。だからといってFレゾ無しにはもう戻れないし…オーボエってちょっとの事で吹きやすかったり吹きにくかったり、ホント微妙な楽器ですね。
 
 
 とりあえず、次の休みに管楽器修理センターさんで相談してみようと思っています。
 
 

4 件のコメント:

つのふえ さんのコメント...

Desキーが他のキーに干渉しているか、Desキーを押さえる時にCキーに触れてしまっているか、でしょうか。
リコーダーもそうですが、左人差し指を開けて出す中音は、
ちょっとでも他の要素が干渉するだけで出なくなりますよね。アルトの中音ラの23|45とか。

私はホルン吹きなのですが、吹奏楽部時代はよく楽器の修理とも言えないような修理を頼まれたものです…
キーの連結を調整するネジが出っ張りすぎて音が出ないのを突き止めてフルートをなおしたり、
ジョイントの仕方が違うせいでベルのLow E♭が閉じっぱなしになっているのを突き止めてバスクラをなおしたり。

大管小人 さんのコメント...

つのふえさんのような方が近くにいらっしゃると皆安心して練習できますね(笑)

今日、管楽器修理センターさんに『マーさん』を持って行きました。H田さんに下管のキー調整をしてもらったら打率が3割ほどアップ!やっぱり凄腕です。

さらに特定のキーに不用意に触れてしまうのを防ぐため2箇所ほど外科手術(改造)をお願いしました。普通の修理屋さんでは受けてもらえないような内容なんですが、さすがは楽器の開発や試作もされてるところだけあって技術力が違います。

つのふえ さんのコメント...

他にもトロンボーンのウォーターキィのバネがとれたとか、チャイムのダンパーのペダルと機構を連結するロッドを曲げちゃって(!!)動かなくなったとか、直しましたね。

打率3割増ってことは、ほぼ確実に出るようになったんですね。すごいです。
オーボエはネジの数や連結の数がめちゃくちゃ多いから調整が難しいんでしたっけ。
前から気になってたんですが、管楽器修理センターさんってCello&Cooさんの工房でもあるんですよね?

#ご存知かと思いますが、こんなの見つけました。
http://homepage3.nifty.com/~motohasi/oboe/bandj/bandj-5a.htm

大管小人 さんのコメント...

いえいえ、元が6割外してたので4割から3割上がってまだ7割といったところです。あと3割を埋めるべく外科手術をお願いしております…(^^;

管楽器修理センターさんとCello&Cooさんは一応別モノらしいんですが、確かに試作品が転がってたりはしますね(笑)

『本橋家』さんはリードを削る時に参考にさせてもらってます。本気でオーボエ吹こうと思ったら、これくらいの調整が自分で出来なきゃいけないんですね。小人にはムリです…(ToT)