2009年12月26日土曜日

延長なさいますか?




 タイトルを見てニヤリとした人、アソビ過ぎですよ!楽器の話ですから…(笑)
 
 今日Cello&Cooさんに遊びに行ったのですが、新製品のバセット・クラリネットがあったので試奏させてもらいました。ハードラバー製の普及品ですが、最低音まで良く鳴る豊かな音色を持った楽器だと思いました。
 
 楽器が上達してくると、その楽器の性能以上の音域を吹きたくなるモンですよね。高音域側は工夫と気合いで広げる事も可能ですが、低音域側はどうしても楽器に頼らざるを得ません。ファゴットなら『ラ』、コントラバスなら『ド』、アルトリコーダーなら『ミ』を出すために延長管やオプションキー・弦などを持ったちょっと特殊な楽器が世の中には存在します。
 
 バセット・クラリネットもそんな楽器の一つで、通常『ミ』が最低音であるクラリネットを2音下の『ド』まで出るように管体を延長しオプションキーを付けた楽器です。その昔、アントン・シュタードラーというクラリネットの名手がこんな特殊な楽器を吹いていて、その人のためにモーツァルトが協奏曲を遺したモンだから、『モーツァルトを吹くために、この特殊な楽器が必要』という悪循環になってるんですね(笑)
 
 Cello&CooさんのHPによると、普通のA管84,000円のところ、バセット・クラリネットは2倍の168,000円だそうです。C社の808,500円、L社の875,700円と比べて「安くで手に入るようになった!」と思うか、「たった2音のために倍の出費かよ!」と思うかはその人の価値観ですが、人よりたくさん楽しみたい場合にはそれなりの出費が必要なようです。『○○の沙汰も金次第』とはよく言ったものですね。
 
 
 くどいようですが、楽器の話ですよ…
 
 

2 件のコメント:

つのふえ さんのコメント...

やっぱり今思ったのは、コントラバスのC弦みたいだなあと。
あれも「たった2音のために」ものすごい値段になりますしね。

多分小人さんなら分かりますよね?
ベト5の2楽章のCが出なくてチェロと同じ音になっちゃうときの悲しさと、それを譜面どおり弾けるときの快感。
吹奏楽のエレキベースで、最低音の半音下のEsが出せたらどれだけ気持ちいいだろうというのと一緒ですね。
…あ、ベース弾いたことないくせして偉そうに語るなって?ごめんなさい。

主に吹奏楽のバスクラではそういうことが日常的に起こっているようで、
LowCまで拡張された楽器ってのは画期的ですね。
ただ、これが普通のAクラリネットの音域になると話は別ですが…
そもそもそんなに音域必要ないから、ほとんど普及してないんでしょうし。
#もう半音くらい欲しいってときが時々ありますがね。

大管小人 さんのコメント...

わかります!!!

高校生の頃にE♭のオルゲルプンクトをオクターブ下で弾きたくて演奏途中に無理矢理E弦を下げた事があります。あの「振動感」は何物にも代え難いですからね(笑)

5弦バスは延長系では一番メジャーですね(ウチのオケには居ませんが)。チェロ・バスはやっぱり完全にオクターブで弾いて欲しいモンです。

つのふえさんも仰るように「もう数音ほしいっ!」という事はどんな楽器でもあるんでしょうが、そのために大枚はたくかどうかは?です…ただ「モノ」としては凄く欲しいです!