2008年8月21日木曜日

親指大活躍!

ファゴットを吹かれる方には当たり前の話ですが、「ファゴット吹きって見えない所で頑張ってる」というお話を…
  
木管楽器の左手親指は、普通1~2個しかキーを操作しませんが、ファゴットでは写真にある①~⑩のキーを全て担当します。聴衆側からは見えませんが、結構忙しいです。
 
①~③他の木管楽器で言う「オクターブキー」「スピーカーキー」です。音によって違うキーを押します。

④Cisの為の半音階キーです。フルートやサックスのGisキーと同じです。

⑤「ウィスパーキー」低音域で押しっぱなしにします。

⑥「ウィスパーキー」をロックするキーです。無くても吹けますが、あるととっても便利です。

⑦~⑩低音域拡張キーです。数字の順にD→C→H→B(最低音)と下がって行きます。⑧が2つありますが、1本の茎に葉っぱが2枚ついているような感じで、どちらを押しても出る音は同じCです。次の音がHなら左上が、Bなら右下が便利です。
 
以上が基本的な使い方なのですが、音によって2つ一緒に押さえたりします。Cisなんか④を指先で押しながらピッチの調整の為に指の付け根で⑦も押さえたりします。ほんとサックスを吹いていた頃は単純で良かったです(笑)

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